欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

買ったら大損する!古いボロボロな中古物件

2024年07月18日 11時00分48秒 | 欠陥建築(欠陥住宅)レポート

古いマンションにご用心‼

 

インターネットの検索で、『神戸市 中古マンション』と検索してみます。

 

すると、いくつかの不動産物件のポータルサイトが上がってきます。

 

その不動産物件のポータルサイトを開き、価格の安い順に並べかえます。

 

見ると、神戸市内の一番安い中古マンションは、100万円台から売りに出ているのがわかります。

 

「あっ、安い!」と、喜んではいけません。

 

ほとんどが、築年数が50年を超えた、ボロボロの中古マンションです。

 

とっくに、建て替えていないといけないレベルの、建物の寿命を過ぎた、構造的にも危険な中古マンションです。

 

所有者たちの修繕積立費でもっても、建て替えることも、あるいは修繕すらもできないでいる中古マンションです。

 

 

こんな恐ろしい中古マンションが、神戸市内には山ほどあります。

 

内装のリフォームをして、部屋をきれいにしたって、建物自体がもう経年劣化でボロボロなので、価値はありません。

このような中古マンションを購入することは、お金の無駄。

 

近頃は、仕事のない大工が、このようなボロボロの中古マンションや、ボロボロの中古一戸建てを購入し、内装などリフォームして、見た目だけをきれいにして、再び売りに出すという、古い言い方ですが、『せどり』みたいなことをするのが流行っているのです。

 

この現象はちょうど、中古車や中古バイクを安く買い取りをして、外観だけきれいにして、高く売りに出す手口と同じです。

 

仕事がない、稼げない世の中になると、本当に悪質な商売が増えるもんです。

 

地震や豪雨や台風など、災害の多い日本です。

 

古くて危険な建物に暮らすことは、命を落とすことになりかねないです。

 

古い物を大事に長く使うことは、素晴らしいことですが、家など建物に関しては危険です。

 

お寺や五重塔、お城だって、数十年に一度、大規模修繕を行っています。

 

伊勢神宮や春日大社などは、数十年に一度、建て替えています。

 

修繕と管理、建て替えを徹底しているから、現在も建っていることができるのです。

 

「家賃を払うより得だ!」と、安い中古物件を購入したら、雨漏りがひどくて、家が腐ってきたという失敗事例もよく聞きます。

 

雨漏りは、売主がきちんと告知すべきです。

しかし、雨漏りのシミの跡を、クロスを張り替えて、表面上隠して売ることも、よくあるんです。

 

中古物件は、とにかくトラブル多いです。

 

雨漏りの修繕、屋根の葺き替え工事は、数百万円かかります。

屋根や建物の補修をするために、中古物件を購入したようなもんです。

 

屋根屋の業者や大工を儲けさせるために、中古物件を購入するなんて、なんとアホらしい。

 

こんな無駄なお金、安い物件、もう一件買えてしまいます。

 

 

このように、大金出して、大損する可能性が高いのが、築年数の古い、中古物件の購入なのです。

 

『安いから』『きれいにリフォームしてあるから』

ということで、飛び付いて購入しないよう、ご用心下さい。

 

 


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