欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『発泡ウレタンの加水分解』で、クロスにシミが出る!

2014年04月18日 09時27分04秒 | 建築のうんちく




『今まで、誰も気が付かなかった事を、バスターズが突き止めた!』



皆さんは、『発泡ウレタン』と言うモノをご存知でしょうか?

これ、色んな所に使われています。



『車のシートの中身』や『クッション』、『靴の中敷き』にだって『発泡ウレタン』は、

使われて居るんです。



この物質、最初は、ムース状なのが、やがて固まり、スポンジ状になります!

これが、製品の姿なのですが、ここから、『劣化』が始まります!



よく、『古い運動靴』を出してみると、『黄ばんでボロボロ』になっている事があります。

これは、『発泡ウレタン』が劣化して、『分解』した為に起こる現象です。



これと、同じ現象が、『建物の壁の中』でも起きているんです!




『発泡ウレタン』の『分解』は、『加水分解』と呼ばれる反応が主なものです。

そして、この反応は、『高温多湿』の中で非常に早いスピードで進行します!



『高温多湿』と言えば、住宅の『壁の中』が、この様な状態になり易いのです。

特に、日当りの良い住宅で、『壁内部』に断熱材として、『発泡ウレタン』を使った場合、

空気中の『水蒸気』と、太陽の『熱』によって、『発泡ウレタンの加水分解』が起こります。




…この様な状態が起こると、どんな影響が出るのでしょうか??



まず、壁の室内側の『クロスに黄色いシミ』が出来ます。

『緑茶をこぼした様な、薄い黄色のシミ』ですから、『雨漏りのシミ』とは全く違う色です!




この『壁のシミ』が出来るメカニズムは、やや、複雑なので、簡単に説明します…


まず、『発泡ウレタン』が分解する前から、『未反応の化学物質』や『触媒』等が『壁面内部』

に充満します。

そして、さらに、『発泡ウレタン』が分解し、合成される前の『化学物質』が出ます。



それらの、『化学物質』がクロスの内側から出て来て、それに、『紫外線』が当たると、

『化学物質』が変色し、『クロスに黄色いシミが出来る!』と、言う訳です!




実は、この『メカニズム』は、今まで誰も『気が付かなかった』のです!

我々、『欠陥建築バスターズ』が最初に解明しました。



海外の文献にも、『壁の断熱材の化学変化で、クロスにシミが出来た』記載はありませんので、

『世界で初めての研究結果!』です。




これからは、『壁の断熱材』に、『発泡ウレタン』を使う場合は、十分に注意して

ください。




…また、これらのトラブルに対処する『独自の方法』も、『欠陥建築バスターズ』が

考えましたので、是非、ご相談ください。





建物の欠陥は、何処かのあんぽんたんな建築士が、企業の責任だと、言って、儲けて

居る様ですが、これだけでは、解決しません!



『企業側』が、原因が分からず、『困って居る場合が多い』のです!


それを、『解明』出来てこそ、本当の『プロフェッショナル』なのです。

我々、『欠陥建築バスターズ』は、自分達の知識と技術に自信を持っています。


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マンションやビルの『契約図面』とは??

2014年04月15日 09時23分04秒 | 建築のうんちく




『建物が出来るまでに、何種類もの図面を必要とします!』




ある建物について、裁判をして居られる方が、『図面が何種類もある!』

『これは、詐欺行為だ!』と、吠えていますが、これは、詐欺でも何でもありません。



通常、建物を建築する場合は、施主と施工業者の間で、『契約』を交わします。

その時に、契約書と共に、提出する図面を『契約図面』と呼びます。



この様にするのは、『どんな建物を建築するか?』『どんな設備を入れるか?』が、

建物の姿も形もない『契約時』には、わからないから、はっきりさせるタメです!



しかし、その後、『施主側』から、『もう少し安い仕様にしてくれ!』とか、

『設備や構造を、安くなる様に調整してくれ!』等と、施工業者に依頼する事が多い

のです。



この様な場合、『施主の要望に応じて』、『図面を書き換えます!』



しかし、この時は、『契約時』の様に、いちいち、『署名押印』等しない事が、多い

です。(法律でも、その様にしなさいと言う条文はありません。)



この時、既に、最初の『契約図面』と『施主の要望で書き換えた図面』がありますが、

法律上は、『後に書かれた仕様』が優先します。



…なぜならば、『全ての決定権は、カネを出す施主側にあるのですから!』




これは、『遺言書』のケースに似て居ます!

『遺言書』だって、何十通あってもよいのです。

ただし、『法律上有効』な、遺言書は、一番日付の新しい1通だけです!





…『建築』において、『図面』がいくつもあるのは、『詐欺ではありません!』

なぜならば、『施主が、図面を書き換えさせた』からであります。




『こんな事も知らないと、恥をかきますね!』



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『家の前に盛り塩』は、してはいけない!

2014年04月13日 09時29分17秒 | 建築のうんちく





『盛り塩に、お清めの意味はない!』



よく、家の前に『盛り塩』をしてあるのを見かけます!

これ、『水商売』意外は、御法度です。



そもそも、『盛り塩』の起源は、『平安時代』に遡ります。

その当時の『貴族』の結婚は、『通い婚』でした。



当時の『夫の家』『妻の家』は、別々でしたので、『夫が妻の家に通う』

形式だったのです。



しかも、男性は、何人も妻を持っていましたから、『妻達は、是非自分の所へ』

と、毎日願って居た訳です。



昔の貴族の男性は、自分のマイカー『牛車』に乗って移動しました!



『妻達』は、今宵は、我が元に夫を泊めようと、家の前に『盛り塩』をした

のです…



…何故か???




貴族の男性が乗ったマイカー『牛車』が、『盛り塩』の前を通ると、牛は、塩を

舐めたいので、その場から動かなくなります。



本当は、その貴族の男性は、もっと、先の『妻の家』に行きたかったのかも

知れませんが、『牛車』が動かないので、そこの『妻の家』で一泊する事を決意

せざるを得ないのです。



『これが、盛り塩の、本当の意味です!』

ですから、邪気を払う効果なんて、最初からないんです。



もし、一般家庭でこれをやったら、『この家の主人は、家に寄り付かないな!』

と、思って、笑ってやりましょう^^




…ですので、『盛り塩』は、現代でも、『銀座のクラブ』とか、『北新地のバー』

などで、良く見かけるのです。



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『坂本龍馬が暗殺された家』は何故天井が低い???

2014年04月12日 09時25分35秒 | 建築のうんちく



『坂本龍馬暗殺の現場は、異常に天井が低かった!』



日本の『建築基準法』では、床から天井までは、2100ミリ無いと、『居室』と

して認められません。



でも、江戸時代の家は、二階部分の『天井高』が、異様に低いんです!


そもそも、日本人が、建物の二階以上に住む様になって、まだ、日が浅いのです。

最初に、『木造3階建て』の施設の記述が出て来るのが、今の青森県の十三湖に拠点

を持って居た『安東水軍』が、700年前に十三湖畔に建設した『外国人娼婦の館』

からです。



当時、『安東水軍』は、この地に10万人を超える街を建設し、京都の都より人口が

多く、繁栄していました。



この『外国人娼婦の館』には、中近東からやって来た、外国人娼婦が働いて居たと、

記録にはありますので、この施設が、日本で最初の『木造3階建て施設』だったと

推測出来ます。




…その後、建物の二階以上で生活した『日本人』は、織田信長の登場を待たねば

なりません。

『織田信長』は、琵琶湖畔に建築した『安土城』に住んで居た記録が、残って

居ます。



通常、城の『天守』は、大名が合戦で追いつめられ、最後に『切腹』する為の施設

であり、また、大名の『権威の象徴』でありました。



普通は、『天守』は、『弾薬庫』として使用されていました!





さてさて、ここで、『本題に戻りましょう!』




『坂本龍馬』の暗殺された家は、『天井が低い』理由でしたね。

…その家は、もう現存しないのですが、高知の『坂本龍馬記念館』に行けば、

坂本龍馬が暗殺された『部屋』が、復元されて居ますので、実際にその大きさ等を

実感出来ます。



この当時の『古民家』は、構造的に、あまり軒を高く出来なかったのです。

そもそも、『古民家』においては、二階は居住スペースと言うより、客人が来た時

の『臨時スペース』だったのです。



もし、二階の天井高を高くすると、当時の技術では、重心が高くなってしまい、

『著しく耐震性が低下』してしまうのです。



現在に残る『古民家』も、ほとんどの家が、『天井高が低い』場合が多いです。

たまに、この様な家を、『不動産屋』で売って居ますが、絶対に買ってはいけません。

『耐震性が、著しく低く、二階を法律上、使用出来ない事が多い!』

…からであります。



『古民家が、構造上強いというのは、全くのウソです!』

『軒を低くしなければ、ならないほど、耐震性は低いです!』




もし、『坂本龍馬』が、二階の部屋でなく、一階の部屋に居たら、剣術では退けを

とらない『龍馬』は、自由に刀を使えて、『暗殺されなかった』可能性もあります。


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『家の壁の内部が黒カビ地獄』『壁体内結露の恐怖!』

2014年04月11日 09時27分05秒 | 建築のうんちく




『もし、壁紙に何か異変が起きたら、壁体内結露を疑おう!』



『壁紙が、剥がれて来る!』

『壁紙が変色して来た!』

『何だか、家の中がカビ臭い!』

『夏、暑くて、冬、寒い!』(冷暖房が機能しない)



…これらは、すべて、『壁体内結露』が疑われるケースです。


『壁体内結露』と言うのは、何でしょうか??


実は、家の壁の中には『断熱材』が入って居ますが、その『断熱材』が湿気って

しまって、『黒カビ』で真っ黒になっている事が、多いんです。

その原因は、『室内側』から『湿気った空気』が、『隙間やコンセント、スイッチ』

から、壁の内部に侵入し、『壁の内部で結露』してしまう現象です。



以前は、『冬に起こる』と、考えられて居ましたが、最近では、『夏の冷房』が原因

で『壁体内結露』が起きる事も分かって来ました。



『大手住宅メーカー』では、この『壁体内結露』を起こしにくい構造の家を販売して

いますが、それでも、『家の使い方が悪い』と、簡単に『壁体内結露』は起きます!



そして、一旦、『壁体内結露』を起こしてしまうと、なかなか『壁の中が乾かず』

大量の黒カビを発生させます。



『まさしく、黒カビ地獄です!』



更に、困った事に、『換気扇を回す』と、『陰圧になった室内』に向かって、

『黒カビの胞子』が、『コンセント』『スイッチ』から出て来ます。



もし、それを、人が吸い込むと、『肺ガン』のリスクが、高まります!




『あなたの家にも、壁の中に、黒い悪魔がいるかも…』

『壁体内結露! 恐るべし!』



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