どぶりのはっぱ。

どかみんが日々体験したり、感じたこと、愚痴、趣味の話などをつらつらと思うままに綴った日記。

老人と犬。

2011年02月21日 22時49分08秒 | Weblog
今日は、の車検です。

お店まで、私の足で(ちょこっと早足で)10分くらいなので、
代車は借りず、車を預けて徒歩で家に戻りました。

その帰り道のこと。

電車道を歩いていると、ビニール製の手さげ袋をさげた老人が前からやって来ます。

その老人は、何度も後ろを振り返っては何か怒鳴っていました。

『やばい・・・変な人かも』

すぐに入れる横道がなかったので、なるべく目をあわさないように
すみやかにすれ違うべく足を速めると、
老人はまた後ろを振り返り、大声で怒鳴りました。

「○ッキー!早く来い!!

老人が怒鳴った方向を見ると、なんと!ビーグルっぽいワンちゃんが線路内を歩いています。

驚いたことに、老人は飼い犬のリードを外して散歩させていたのでした。

「○ッキー!なにやっとるだ!!

老人が何度も呼んでいるのですが、犬の方は何か気になるものがあるらしく、
なかなか老人の言うことを聞きません。

『あぶないんじゃないかなぁ・・・』と心配になった時、

嫌な予感的中。
踏み切りの警報機の音が聞こえてきました。

「で、電車が

私が気づくのと同時に、老人もそれに気づいたようで

「○ッキー!!早く来い!!」

さすがに、焦って犬を呼ぶと、ようやく犬は線路内から出てきました。

ほっとして通り過ぎようとしたら

「中に入るなって言っとるだろうが!!!」

という怒鳴り声の後、『バシッ』と嫌な音が・・・

音からすると、手に持っていたビニール製の手さげ袋で犬を殴ったようです。

思わず振り向くと、老人はもう背を向けていて、先に歩き出していました。

『なんだよ!リード外して散歩させるあんたが悪いんじゃないか!

と腹を立てながら犬を見ると、その場から動こうとせず、老人の背を見ています。

その間にも、老人はどんどん歩いていき、犬との距離が広がるばかり・・・

しかし、動こうとしない犬。

『ど、どうしたの?い、痛いの?怒ったの?嫌気がさしちゃったの?
それともびっくりして動けないの?』

と不安に思ってみていると、10メートルほど歩いてようやく老人は振り返り、
犬に向かってまた怒鳴りました。

「○ッキー、早く来い!!

犬は、急いで後を追うかと思いきや、おもむろに老人の後を追って歩き出しました。

なんだか、無性に犬の後姿が哀れで、涙が出そうになった私なのでした。

どうか・・・犬はリードにつないで散歩させてください