ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

間質性肺炎日記 ~入院3週経過、外泊しますか?

2019-06-21 23:41:12 | 間質性肺炎


 入院して3週が過ぎ、2人だった病室も結局は4人で満室となりました。
 自分のイビキで迷惑をかけるのは嫌だなあと1,500円の別料金を支払っての「準個室」でしたが、こうなると一般病室でも一緒だったかなと思うところ。

 昨日入院した人はやせ型の少し怒りっぽいおじいちゃんのようです。
 普通に動けるのですが、寂しいからなのか昼夜問わず何かにつけナースコールで看護師さんを呼んでは、「風呂の日ではないが入りたい」に始まり、「肩を揉んでくれ」、「足を掻いていたら傷になったので塗り薬を塗ってくれ」、など・・

 普段忙しそうに走りまわっている看護師さんの事を知っているので、「おじいちゃん!そんなこと自分でできるでしょ!」とカーテン越しに叫んでしまったオジサンでした(心の中で・・)。
 とは言え、呼ばれたどの看護師さんも笑顔で対応して、落ち着くまでずっとベッドサイドで話を聞いてくれるんです。白衣の天使、えらいなあ!!

 その夜、あまりの寒さで目が覚める。
 リモコンはおじいちゃんのテリトリー内にあるので、カーテン越しに覗いてみると「23℃」に下げられてしまった模様。
 私のベッドの真上が噴出し口になっているので寒いのなんの。
 カーテンを開ける訳にはいかないので看護師さんにお願いして27℃に戻してもらいましたが、しばらくすると今度は風力を強にしたらしく「ゴー」という風の音が一晩中、私の頭上から降り注いだまま朝を迎えたのでありました。

 まあ入院中ですもの。
 いろんな人がいろんな事情で集まっている場所なので、いろんなことが起こります。

 木曜日には血液検査と胸のレントゲン写真を撮りました。
 心なしか咳が減ってきている気もしますが、半年をかけて徐々に拡がってきたこの炎症がわずか数週間で治るはずもないとも思います。
 ただ、あれほど多量のステロイドをドクドクと体内に流し込み、その後も何錠も飲み続けているのだから、肺もそろそろ自らの暴走で炎症を引き起こしていることに気がついてくれないものかと期待してはいました。

 昼食をとりベットでボーッとしていたら、急にカーテンが開いてK先生が入ってきます。
 普段はクールな先生が笑顔だし、勢いがあるなあと思っていたら・・
 「良いいですねぇ、ドンマックさん! ほら、血液もレントゲンも思っていたよりずっと良いよ・・」。
 そう言って朝の血液データと印刷した胸の画像を見せてくれました。
 今回はKL-6はやってませんが、白血球、LDHもCRPも全く正常で、胸部写真も肺底部のモヤモヤが少しではあるけれどもクリアになって肺が拡がったようにも見える・・いや、確かに改善している。



 先生も予想外だったようで「思ったよりステロイドが効いてるなあ。免疫抑制剤の追加も考えていたけど必要は無いかな?これなら土日は外泊できるねぇ。」と独り言のように呟いた後、私を見て「どうします?」と聞いてきた。

 まさかこんなに早く外泊できると思っていなかったオジサンは一瞬考えた後に「しっ・・します!」と咬みながら返事して、ベッドの上で二人で笑ったのでした。