ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

間質性肺炎日記 ~ 導かれし者たち  入院2週間目 ~

2019-06-09 23:55:00 | 間質性肺炎


 入院生活も1週間も過ぎた頃にはだんだんとリズムができてきます。
 今回も準個室と呼ばれる4人部屋で隣との間には棚兼用の壁があるので少しはプライバシーを保たれますが、上部はがら空きで音や話し声は普通に漏れてしまいます。



 隣のベッドには高齢の先客がいますが、カーテンがいつも閉ざしてあるのでなかなか挨拶をできずにいます。
 向かいの人は関西訛りでいつも陽気に看護師さんに冗談を言っていたりします。
 この病棟は呼吸器内科なので、苦しそうに咳をしたり、酸素を吸いながら歩いていたりとそれぞれ病名は違いますが、皆、ここを頼って集まって頑張ろうとしている仲間なのです。

 さて、点滴のステロイドパルス療法は3日で終わり、翌日からはプレドニン5㎎錠を7錠飲むことになりました。
 食後に薬を飲むことが治療であって、あとは何もすることがないのです。
 これなら通院でも良かったんではないのと思いますが、食事や服薬等の管理に加えて、もろもろの副作用が出た時にすぐに対応できるようにするためとのことです。

 食べて(薬を)飲んで、昼間からお風呂に入って、昼寝して・・
 湯船に浸かりながら、これではまるで「小原庄助さん」みたいな生活だなあと呟いてみたり・・。 (もはや誰のこと?って感じでしょうか)


 ノートパソコンも持ち込みもOKだったので、有り余る退屈な時間をどうにかしようと若い頃に寝る間も惜しんでやっていたゲームをいくつかインストールしてきました。
 「ドラゴンクエスト」は果てしない冒険の旅の中で、敵であるスライムやゴーレムなどを倒しながら自分がだんだん強くなっていくというゲームなのですが、久々にやって見ると何ともあの頃のように徹夜でやったほどの情熱がちっとも湧いて来ない。
 ゲームの中でただひたすら歩くことが面倒くさくなってそうそうにリタイアしてしまいました。
 これが老化というものなのでしょうね。



 そういう訳で、オジサンは実際にスニーカーに履き替えて、院内ウォーキングに出かけることにしました。
 体を動かすことは薬の重大な副作用である糖尿病予防にも効果があるのであります。



 約200メートルの廊下を勢いよく両手を振りながら3,4回も往復すると結構な運動量になります。
 まるでゲームに出てくる勇者のように勢いよくズンズンと歩くので、すれ違う人たちが「病院だと言うのに、この男はいったい何者なのであろうか?」などと不思議そうに振り返ったりします。
 まあ肺の病気の治療中とは言え、今のところは普通以上に歩けることに感謝しつつ汗を流す毎日。

 ゲームのように歩けば歩くだけ強くなっていくのであれば、どこまででも歩いてやるんだけどなあ・・と思いつつ今日も1日が終わるのです。