65歳までは働こうと思っていたのに、思わぬ病気により62歳で完全失業して在宅生活の日々。
まだまだ年金が貰えるはずもなく、現在は妻のお給料と少しばかりの貯えで慎ましく暮らしております。
だからと言って何処にも行かず何もせず、家の中でじっとソファーに座ってテレビを見ながら、隣で気持ちよさそうに眠っているモコ助のしっぽなんかを引っ張って無駄な時間をつぶしてみても全く生産的でない。
なので4月の回覧板で募集のあった生涯学習講座でペン習字と水彩画、二つも申し込んで全12回の講座に通っています。
ペン習字をは希望したのは、ただ人前で書いても恥ずかしくない文字を書けるようにという理由だけです。
急いでメモなんかをしたときに後で自分でも読めない時があります。極めつけは過去にお葬式の受付を頼まれたとき、ある高齢の男性から「メガネを忘れたから名前が書けない。代わりに書いてくれ」と頼まれました。「字が苦手なので・・」と断っても、書けないからどうしてもとお願いされ渋々ペンを取って書き始めたのですが、その途端、おじいさんは「やっぱり自分で書く!」と皆の前で私が持っていたペンを取り上げてサラサラと書き始めたんですね。あの時の周りの空気は今でもトラウマになっており、お葬式なのに違う意味で泣きたくなった夜なのでした。
水彩画の方は本当にやりたかった講座です。
絵というかイラストはずっと好きでブログなんかにも今までヘンテコなイラストを描いたりしていますが本格的な水彩画は中学を卒業してから50年ぶりくらいなんですね。
これまで絵の基本や果物などの静物を描いていましたが、2月の発表会に最低2作品を出さないといけないのだとか・・
完成間近?の一つ目の作品が下の画像ですが、久しぶりにしては良いんじゃない?と妻がほめてくれたので、一足先にここで公開しちゃいます。
ペン習字の方も出さないといけないのですが、人前にさらすには、まずあのトラウマを克服する必要があり、どうしたものかと思案中なのでございます。