ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

【閲覧注意】のマダニの話

2021-05-27 23:02:05 | 日記

 ネットアニメの「キングダム」をずうっと見ていて疲れてきたので、そろそろ掃除機でもかけましょうかねぇと思い、ふと床を見るとカーペットの上に小さな黒豆が1個落ちている。
 最近は豆とか食べてないけどなあ?と老眼の目をこすりながら近くで見ると、なんと閲覧注意の奴ではないですか、間違いなく久しぶりに奴です。



 アップ画像を見ても「豆じゃないの?」と思われる方が多いと思いますが、これは紛れもなくお腹いっぱいに血液を吸って100倍くらいに膨れ上がったマダニなんですね。
 画像では解りませんが小さな足をモゾモゾ動かしてキモイです。

 実は若い頃に研究目的でマダニを採取していたことがあります。
 奴らは日も当たらないようなうっそうとした森の中で動物を待ち構えて取りつくのですが、仕事とは言えわざわざそういうところに作業服で入り込んで行き、大きな白い旗を振りながらくっついてきたマダニを一匹づつ試験管に採取していくのです。
(ど、どういう仕事ですか?)。


 
 成虫でもゴマ粒より小さくて見えないくらいなのですが、動物に取りつくと柔らかいところを探して食らいつき、そのまま吸血を始めます。
 吸った血液で大豆くらいに膨れ上がり満腹になると自ら針(刺し口)を引き抜いてポトリとその場に落ちてそこで3,000個ほどの卵を産み、産まれた大量の幼虫が森に散らばりまた繰り返しということになります。

 普通はそれほど心配しないでも良いですが、中にはツツガムシ病や日本紅斑熱、そして少し前に話題になったSFTSという病気を引き起こすウイルスを持っている場合もあるので、これからの季節に森に出かける時には肌を露出しないように注意が必要です。

 さて、我が家のダニですが当然このままにしておくと家中がダニだらけになってしまうので即成仏させていただきました。
 次に散歩中にもらってきた犯人であろうモコ助の体中を調査しましたが他には見つからず。

 フィラリアの予防薬は毎月与えてましたが、ノミダニ駆虫薬は切れていたのでさっそくアマゾンで「フロントライン」をポチッとしたオジサンなのでした。
「抱っこしてぇ」と必死にガリガリするモコ助であったが、なぜか今日はなかなか抱っこしてもらえなかったのである。