我が町は余裕が有るのかどうなのか、今年もプレミアム商品券を各家庭に配布をしてくれるようである。
先ずは引換券を近くの〇〇局に持っていき1,000円払えば6,000円分の商品券をゲットできるというもの。
早速行ってみると高齢者の皆様がズラッと並んでいる。田舎の〇〇局あるあるで毎月15日とこう言う日には行列ができるのである。
あ、かくいう私もその一人であった。
やっと順番が近付いてきたところで、隣のカウンターで何やら大声で怒鳴っている作業服の男あり。
「だからいつ届くのか聞いてるんだよ。」
「はっきりとは言えませんが明後日の午前中かと」と若い女性職員。
「午前中の何時よ!」
「何時かまでは…状況により…」
「そんないい加減なこっじゃ困るんだって、どげんかせんかあ!」
「はあ、すみません…」
対応している女性は今にも泣きそうである。
これは完全なカスハラである。
今時、こんな奴がいるとは?
問題なのはすぐ近くにいる若い男性職員、離れた所でこっち向きに座っている上司。
皆、姿勢を低くして顔はパソコンの画面を向いているが目だけは受付でのやり取りを見つめている様子。
「もう、よか!俺は忙しいんだ!」と鼻息荒く向こうの出口から肩を揺らしながら出ていく男。
途端に近寄って来て「大変だったねぇ、うんうん」なんて取り繕うオジサン達。
おいおい、出てくるならもっと早く出てきて対応しなさいよ。
世間ではカスハラが問題になっていると言うのに何か対策してないのだろうか?
それとも新人さんたちには先ず試練をということなのだろうか?
みんなやめちゃうよ。
6,000円はゲットできたけど現職中にわが身にもあったいろんな事を思い出して少しモヤモヤするオジサンであった。