月曜日は間質性肺炎の治療を始めてからちょうど2年目の受診でした。
前日にワクチンを接種した国立病院に連日で向かいます。
朝から太陽がジリジリと照り付ける陽気の中を、今日も元気だ、ペダルが軽い!といつものように自転車を走らせる無職の63歳男性なのであります。
普通なら到着した頃には汗グッショリで大変な事になるのかもしれませんが、電動アシストをフルパワーして走るとペダルに足を乗せただけでスーッと進む感じで、前から吹いてくる風さえ心地よく感じられます。
ワークマンで買った旧日本軍御用達みたいな日除け付き帽子をかぶり、濡らして振るだけで冷たくなると言う謎のタオルも首に巻いて暑さ対策も大丈夫。
戦時中の人が見たら山下軍団の銀輪部隊と間違われるくらい。(誰も知らない・・)
病院に着いた段階でもそれほどの汗をかいていなかったので、少し涼んでいるうちに名前を呼ばれて処置室に入ることができました。
体温は36.8℃、酸素は98%。
肺に持病を持つオジサンが4㎞を自転車で走ってきたにしては上出来ですが、看護師さんが測ってくれた血圧は149と95でいつもより高めでした。
「病院だと家よりいつも高めなんですか?」と聞かれたので「おかしいな?若い看護師さんだと高かったりするけどねぇ・・」と冗談を言ったつもりでしたが、そのベテラン看護師さんは何も答えず採血の準備を始めたのでしばしの静かな時間が流れてしまった。
いつものように数本の採血が終わり、胸部レントゲンを撮った後は売店で買ったサンドイッチで遅い朝食を取りながら待合室で診察を待ちます。
先生に呼ばれて診察室で結果を聞きます。
このところ体調もまずまず、なにしろ自転車で・・(しつこい)。
検査の結果はおおむね落ち着いていました。
いつも心配なKL-6が前回の815から739に、SP-Dも76.8から62.2に下がっており、肝機能も血糖も脂質も正常範囲ということで、4カ月ぶりにステロイドが減量になり2.5㎎/dayとなりました。
治療開始の35㎎/dayから慎重に徐々に減らしながら2年かかって何とかここまで来れました。
減らしていく段階で急性増悪を起こして前より症状が悪くなる患者さんも多いと聞きますが、何事もなくここまでこれただけでもありがたい。
結果が良かった日はついついお菓子や寿司弁当とか買って帰り、昼間から一人でお祝いをするというのがささやかな楽しみになっている今日この頃です。