
最短距離の短くないヘリアーをより楽しむための手軽な方法としてクローズアップレンズ装着がある。
先日は間違えてS25というレンズを入手してしまい、それではワーキングディスタンスがほとんどとれず
半端な度アップ画像およびものすごい収差を出す(ある程度絞れば解消)ことになった。
純正のクローズアップレンズは昔の物だからあまり出回っていないが、千円前後で手に入るので懐にも優しい。
単純に画質優先ならKENKOのAC No.2あたりを揃えれば良いのだろうが、何となくそれではつまらない(笑)。
と言うわけで、今回はS40とT160という二つの純正クローズアップレンズを入手してみた。
冒頭は、S40をはめてヘリアー∞位置で写した物だが、なかなか雰囲気が出ている。
T160は52mm径だったのでステップアップリング49-52(380円)を揃えてはめてみた。
この安物のステップアップリングは意外と厚みがあり、レンズが若干ヘリアーの前玉から離れるので
画質への影響が心配だったが、まあ数ミリなので大して影響ないだろう。
T160は望遠レンズ用のクローズアップレンズで比較的度数が低いため、ヘリアーにつけると50センチくらいから
1.5メートルくらい(正確には計っていない)で撮影出来、割合と自由度が高い。昔、200ミリ望遠に接写リング
1とか2をはめて遊んでいたが、少し離れた位置で思ったより広い範囲でピントが来るので面白かった。
接写リングではリングの厚みの分露出倍数がかかってしまうが、クローズアップレンズでは露出倍数がかからないものの、
画質が落ちるのが一般的。しかし説明書によると、コンピュータを駆使して最適化してあるので、接写リングに遜色ない
とのこと。それを信用して使ってみたが、とりあえずこの前のS25では収差がすごかった。尤も、50mm標準レンズに
最適化してあるわけだから、75mmで良い結果が出なくても仕方ないのかもしれないし、2段ほど絞ればちゃんと解像
したわけで、開放からくっきりを求めるのなら重いが万能なACクローズアップレンズを使えば良いと言うことになる。


さて、上の左はS160をはめてヘリアー最短(f4.0)、右は大体0.9メートル(だったかな?忘れた・・・)で開放。
S160ではヘリアー最短で割といい感じの大きさに収まる(正確には計ってないが、素のヘリアー最短の1.2倍くらいかな?)。
さて注目の解像具合は・・・


左が、S160装着最短 絞り開放 右が、同じ条件で f4.0
絞り開放ではフレアがひどいが、2段ほど絞るとまあまあいい感じ。
ただ、歳のせいかこの撮影のために目をこらしていると視力がだんだん鈍ってきて(最近割とそうなる)、ピントの山が掴めなくなり、
ピントの合う確率が割と低かった。もう少し明るい条件なら・・・とは思うが。。。

これはS160装着 絞り開放で 90センチだったか?の位置の等倍。
開放でもきちんと解像している。ただ、ヘリアー単体最短とほぼ同じ大きさなので
クローズアップレンズの意味はない(忘れっぽいので、案外、この時だけヘリアー単体で撮ってたりして。。。)
続いてS40。
今年初めに純正のNo.1というクローズアップレンズを手に入れたが、それと同等と思われる。
No.1は50ミリにつけたまま盗まれたので、S40と比較用に近日中には手元にある予定だ(笑)。
全体の絵の感じは冒頭にあるので、解像具合のチェック。
まずは∞から。


左が開放、右が二段絞ったf4.5。
ヘリアー単体の時も感じたが、f4.5がおいしいポイントだと思う。開放はやはり収差が出ている。
続いて最短。


左が開放、右がf4.5。
結果は同じ。良く言えば固めた樹脂に封入されたような質感に撮れている。
これで3度目だが、開放から良い画を求めるならAC-No.2を部屋から見つけ出すのが良いだろう。
だが、純正クローズアップレンズを時々使って、開放のソフト描写、二段絞った鮮明な描写を楽しむ方が
面白そうだ。