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まだシーズンまで間がありそうなので、昨シーズンを引き続き振り返ってみたい(笑)
冒頭は夏の好敵手、コシボソヤンマだ。最近はトンボを撮る人も増えて、夏にチャ
レンジする向きも多いのではなかろうか。昨シーズンは2年ぶりに挑み、望遠マクロ(左)
と広角(右)の二方向から攻めた。
広角は従来から良く用いていた撮影スタイルで、比較的容易な部類に入るが、望遠での
撮影は真っ向から挑むスポーツ的スリルがあって実に楽しかった。撮影距離を固定して
体前後だと比較的簡単に撮れるが、それだと面白みが半減してしまう。確率は落ちるが、
ヘリコイドを回して追尾する撮り方でモノにしたのが冒頭のショットだ。短時間の内に
うまく集中できれば、90mm開放の薄いピントでもここまで追い込める。
問題は、いかにして高速飛翔を止めるか?だが、一眼レフにはフォーカルプレーンシャ
ッターの制約があり、高速シャッターで完全に止めるのは実は難しい。
今シーズンも是非機会を持って、撮影距離や撮影法を再検討して挑んでみたい。
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コシボソヤンマだけでなく、夏は飛ぶトンボの撮影に燃える時期でもある。
オニヤンマは、久しくちゃんと撮影していなかったが、昨シーズンは少しまともに
対峙してみた。ゆったり飛ぶ大きな被写体なので、飛翔撮影練習には最適の素材と
も言え、自分もトンボ撮影を始めた頃、世田谷の方で練習した記憶がある。
ただ、昨今は各地で個体数が減り、目にする機会自体が少なくなってしまった。
昨シーズンも夏前半にはあまり見かけず心配したが、8月後半にはだいぶ見かける
ようになって撮影機会を持てた。
ハネビロエゾやタカネなどの金緑は、暗い場所での撮影が多く、ISO感度(ノイズ)や
シャッタースピードなどの条件との駆け引きになる。暗くてピントの山が見え辛い中、
なるべく自然光をメイン光源として撮影するギリギリの攻防が面白い。
最終的には、待ち時間も含め、自分の体力気力との勝負になってしまうが、良いショット
が得られたときの喜びに変わるものはない。
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産卵撮影も意欲をかき立てる「独立分野」だ。
エゾトンボの産卵シーンは、好天時にはあまり拝めないかもしれず、その意味で遠征時の
悪天候は功を奏したかもしれない。ただし、悪天下では露光条件が厳しかった。
マルタン産卵シーンは、静止態撮影や黄昏飛翔撮影、はたまた羽化撮影とも違って、独特
の難しさがあるだろう。状況的には静止や羽化と条件が近いが、問題は被写体が落ち着か
ないことで、シャッターチャンスが短いという厳しさがある。ストロボを使う手もあるが、
多灯システムでも組まない限り、味気ない記録写真になってしまうので、自然光を重視し
たが、露出設定には苦労した。今シーズンも機会があったら、より良い条件に導けるよう、
研究したい被写体だ。
ヤブヤンマは、昨シーズン全般に少なめで、出現も初夏から盛夏にずれ込んだ感があり、
産卵シーンにはなかなか巡り会えなかったが、晩夏にギリギリ機会を持つことが出来た。
ルリボシヤンマ産卵シーン撮影機会は元々少なかったが、昨シーズンは二度程チャンスに
恵まれてラッキーだった。なかなか条件の難しい撮影だが、ISO感度を400で妥協すること
で、どうにか絵にすることが出来た。
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晩夏の川撮影は、ここ数年の夏の楽しみだったが、昨シーズンは極端な大雨、渇水が繰り
返された影響で、サナエの戻り個体が異常に少なく、実につまらなかった。
今年は洪水とか渇水とかなければよいが。。。