ところで、かれこれ25年以上も前の話ですが、
社会人1年生のときに、とめどもなくメロディが浮かんできたことがありました。
それまでの大学時代は聖歌隊とゴスペルバンドの日々だったのですが、
社会人になってからメロディがたくさんあふれ出てくるという体験をしました。
そのため仕事にならないときもありました。
そんなときは先輩職員にいつも叱られてばかりいました。
「ぼうっとしてるな!」と。
今でもそのときの状態を覚えています。
いったんメロディが湧き上がってくると、
何も手がつけられない状態になることを。
しかし、そのメロディを歌として完成させることが出来ないでいました。
私が作った曲でありながらギターで演奏できないのです。
要するに和音が分からないのです。
自分で作った曲なのに、自分には高度すぎて演奏できなかったのです。
それは1980年代のことでした。
それが1990年代後半に入ると、
そのときの曲を少しずつ音にするようになりました。
電子ピアノがとても効果的でした。
和音を見つけやすかったのです。
それで一曲ずつ音作りをしていきました。
そららの曲の中にマグダラのマリアのことを思って作った曲があります。
学生時代、マグダラのマリアがとても好きで、
図書館でマグダラのマリアについていろいろ調べ物をしました。
マグダラのマリアについて説教している牧師も調べました。
そんなこんなでマグダラのマリアの隠れファンでした。
それが大学卒業後、マクダラのマリアが自分の身体に入ったかのように、
天からメロディが降りてきたときがありました。
出だしは、マリアが息を切らせて
キリストが葬られたお墓へ向かっているところ。
そしてキリストが復活してお墓が空っぽになって驚いているところです。
そこからメロディは始まっています。
ピアノのミスタッチもありますが、
つたない私の電子ピアノの演奏のCDを毎日聴いています。
これで病気が少しでも癒えればと願いながら。