光のみちしるべ ~愛だけが現実~

私たちは皆、神様の子供。
内なる神の分光を輝かせましょう。
5次元の光のピラミッドがあなたを待っています。

3周年(1)

2007年06月25日 06時00分05秒 | Weblog
23日(土)に、送迎車のムーヴを初めての車検に出しました。
そして昨日の午後6時頃、車検から戻ってきました。

車検に係わる点検や保険更新の手続きを進めながら、
3年前の記憶がよみがえり感慨深いものがありました。

車を購入するとき、みちしるべがまだ何の実績もなかったため、
ローンを組む信販会社からお断りされてしまいました。
これでは送迎が出来ないと頭を抱えてしまいました。

しかし、このときに奔走してくれたのが、
ダイハツの営業マンの方でした。
各信販会社にかけあってくれて、
何とか1社だけ許可してくれるところを見つけてくださったのです。
私たちは胸を撫でおろし、小躍りして喜び合いました。
そのときのことが、昨日のことのように思い出されます。

あれから3年、山あり谷ありの日々ですが、
こうして3周年を迎えられる喜びは何物にもかえられません。
1日1日を大切に、この歩みを止めることなく、
歩んで行きたいと思います。
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ご家族の思い

2007年06月22日 06時47分20秒 | 認知症介護
先日、ある特別養護老人ホームでT子さんの担当者会議が開かれました。
集まったのは召集したケアマネジャーさん、福祉用具の会社の方、
ショートステイ担当の相談員さん、そして私とご家族(息子さんの奥様)の5人でした。

そして、それぞれのところから現在の利用状況が報告され、
特に話し合われたのは次の3点でした。

1.みちしるべ(デイサービス)での利用状況。(写真を提出し報告しました)
2.家庭における様子(特に夜間)とご家族の対応。
3.ショートステイ時の“帰宅願望”。

この3点の中で、特にご家族が言及されたのは、“帰宅願望”についてでした。

「帰りたいという場所が必ずしも一つとは限りません。
生まれた家、嫁いだ家、今の家、それとも場所ではなく時代を示しているときもあります。
だから、義母が家に帰るということを言うのは、
まだまだ主張するものがあるということで元気な証拠です。
それすらも言えなくなったら義母ではなくなってしまいます」

この言葉に出席していた私たちは、思わず静かになりました。
厳粛な言葉を聴くように黙ってその言葉に耳を傾けました。

“帰宅願望”という言葉は、とかくマイナスの意味で使われることが多く、
その一言で、相手の心理状態をひとくくりにしてしまう危うさがあります。
その言葉を使えば使うほど、相手の本質から離れ見えなくなってしまうからです。

では、なるべく専門用語を使わずに、
その人が今一番求めていることを知る手立てはないのでしょうか。
それは、その人が話してくれる言葉に耳を傾けることでしょう。

私だって、ふと田舎に帰りたくなる帰郷願望があります。
都会の喧騒から離れて故郷に帰りたくなります。
それは単に実家の家族に会いたいということの他に、
昔遊んだお寺の境内、田畑や川、木造の古い校舎などで、
もう一度無邪気に遊びたいということであったりします。

しかし、その時代をどんなに懐かしがっても、もう戻れないことはわかっています。
だから、何とか気持ちの折り合いをつけて、日々の生活をしていきます。

認知症であるということは、
その病気のために心の折り合いをなかなかつけられないのかもしれません。
だからこそ、傍らにいる私たちにその思いを聴いてほしいのだと思います。

ご家族の言葉は、
「その思いさえ話さなくなったら、その人自身でなくなってしまうのだ」
ということだと思います。

とても重い言葉であり、考えさせられる言葉でありました。
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まもなく3周年

2007年06月21日 05時48分31秒 | Weblog
小規模多機能ホームみちしるべがオープンしたのは、
平成16年7月5日のことでした。

あれから幾多の危機を乗り越えながら、
1日1日を楽しく過ごしながら、
まもなく3周年を迎えます。

特に3周年の記念行事を企画しておりませんが、
みちしるべのHP(http://www.koikoi-michishirube.jp/)にて、
この3年間の歩みをアルバムのコーナーにて紹介したいと考えています。

お楽しみに。。。


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畑をまるごと味わう

2007年06月20日 06時24分12秒 | Weblog
さて体験農園では、毎日が野菜の収穫ラッシュです。
どんどん食べないときゅうりやズッキーニは、
お化けのように大きくなりすぎてしまいます。

昨日の食卓にあがった野菜は、
ミニトマト、中玉トマト、茄子、きゅうり、
ピーマン、インゲン、ズッキーニ、大根、
と8種類もありました。

そして、これからの注目野菜は、
枝豆とトウモロコシ、ジャガイモです。

男性ご利用者のUさんは、
「ゆでた枝豆とトウモロコシで一杯やりてぇなぁ」
と今から胸わくわくしておられます。

そんな声を受けて、
毎朝体験農園へ行って害虫対策の見回りをしています。
早くも新しいきゅうりが食べごろになっていました。

さあ、今日は誰と収穫に行こうかな。
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ショートステイ

2007年06月10日 16時55分17秒 | 認知症介護
ご利用者さんがショートステイを利用されるときは、
家族ではないのにいつもながらに緊張します。
会えない期間が寂しいということもありますが、
利用先の施設でどのように過ごしているんだろうかと思うからです。

そしてショートステイで利用する施設が、
特別養護老人ホームであれ、老人保健施設であれ、
その実態を知り尽くしている自分だから、
どのように介護されるのかが予想がつくからです。

私自身、ある施設(特養も老健でも)で、
ショートステイ(緊急ショートステイも含む)を担当していたことがあります。
そのとき一番心がけていたことは、
利用する前と同じ状態でご自宅にお帰りになっていただくこと、
この一言に尽きました。
しかし、こんな簡単で当たり前のことがとても難しいのです。

ある日曜日、施設から「ベッドから転落した」との連絡を受けて、
急遽出勤し、病院へ自ら運転し緊急受診したことがあります。
レントゲン検査の結果、左上腕を骨折していたことがわかり、
すぐに入院手続きを行ないましたが、
病棟でご家族が入院を拒否し自宅へ連れて帰ってしまいました。
そのご家族は違う病院へ入院させたいと思っていたからです。

しかし、その病院では入院を許可されず、
結局通院しながらの自宅療養となりました。
私は何度もお見舞いに伺いましたが、
そのつど門前払いを受けました。

「一番安心なところと思って預けたのに、そうではなかった」
ご家族の言葉はずっと心に残りました。
今も消えることはありません。
幸いその骨折は完治し、
やがてデイサービスのご利用者としてお迎えすることになります。
(このことはいつか「プロフェッショナル」の中でふれることになると思いますので、
今ここで詳しく記述するのは避けます)
このときから、いかに元気な姿でご自宅に戻っていただくかが、
この頃の私の命題となりました。

また介護者がぎっくり腰で倒れたとか、入院してしまったとかで、
緊急ショートステイでご利用していただいたこともあります。
知らせがあればすぐにご自宅まで訪問して、
お年寄りを車に乗せて来たこともあります。

ショートステイがなければ介護者の方がつぶれてしまうかもしれない。
この危機感は常にありました。
だからこそ、その介護者の負担が軽くなるように、
帰宅後のことも考えてケアしなければなりません。
でも、施設職員に“在宅介護”の意味を知る者は少なく、
在宅の視点で施設介護を行なうのはなかなか困難なことでした。

さて、話は少し脱線しましたが、
みちしるべのご利用者さんたちがショートステイ先から、
無事に在宅に帰ってくるようにと願うばかりでした。

しかし、その願いも空しく、ショートステイを利用したことにより、
在宅生活に終止符を打たれた人がこれまで3人いらっしゃいます。

1.38度台の発熱で夜間救急車にて搬送され、入院先で寝たきりになった人。
2.利用前は歩行できていた人が利用後は車椅子となってしまった人。
3.利用後、両下肢(特に膝下)に浮腫ができて帰宅された人。
  椅子に座りっぱなしであったとのこと。

詳しいことはこの程度に留めておきますが、
3人とも同じ特別養護老人ホームでショートステイをご利用されました。
そして3人のうち、すでに2人はもうこの世におりません。
残りの1人は施設に入居しました。

今までこんなことがあるから、無事に帰って来るだろうかと心配になります。
先日、初めて男性のIさんが二泊三日のご利用をされました。
その期間、ずっと気が気でなりませんでした。
その施設まで何度も会いに行きたいと思いました。

そして、先週1週間ぶりにIさんにお会いし、
とりあえずお元気な姿を見てちょっと安心しました。
しかし、ショートステイの影響が出始めるのはこれからです。
注意深く私たちは心身を見守りケアしていかねばなりません。

何故なら、このことをきっかけに、
認知症が大きく進行する可能性があるからです。
ショートステイ先での環境の変化、生活の違い、人の違い、食べ物の違い、
すべてに戸惑いと混乱を感じたことでしょう。

それから、ごく普通の在宅生活に戻るには、
もう少し時間がかかるからです。
みちしるべの役割はそんなところにもあります。
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