10日(金)の朝、私は午前3時前に目が覚めてしまい。
そのまま朝方まで起きていました。
この日から始まる中心静脈栄養のことが気になっていたからでしょう。
身体はまだ眠りを必要としているのに、
いてもたってもいられないような感じでした。
そして、朝風呂に入った後、6時過ぎから猛然と洗濯を始めました。
衣類はもちろんのことシーツや毛布カバーも洗い出しました。
何かをやっていないと気が紛れなかったのだと思います。
「明日は早く来るからね」と前日に約束していましたので、
3時の面会時間を待たずに、1時半に病室に行きました。
ドアを開けると栄養士さんがおりました。
毎日、状況を見に来てくれています。
この日は午前中に氷を2コ口に含んだということでした。
「中心静脈栄養は始まったの?」と聴くと、
「ここ」と指を指して見せてくれました。
すでにカテーテルが挿入されていました。
「痛いの」と首を自由に曲げられず、ちょっと辛そうでした。
右鎖骨上の首筋のところを切って、
そこから直接静脈に高栄養のものを入れていきます。
切ったところは縫っていますので、そのあとが痛々しそうでした。
午前10時頃から2名の担当医と研修医、看護師さんらが来て、
病室で中心静脈栄養の処置を行ったということでした。
担当医は「痛みは2~3日ある」と言っていたそうです。
局部麻酔を行っているとはいえ、
あまり効かなかったみたいで、「痛かった」と言いました。
中心静脈栄養を開始したとはいえ、
悪阻の気持ち悪さが消失するわけではなく、
「ムカムカする」と時折起き上がっては嘔吐を繰り返しました。
「看護主任さんが来て、悪阻は胎盤が出来る15週位まではあるだろうって」
15週が過ぎるまではあと3週間あります。
「私、こんな痛みにも耐えて、頑張っているよね」
「うん、すごく頑張ってるよ」
「過去3回の入院よりも、今回がずっときつい」
「そうだね。本当にそうだね」
私はしとりんの左手を握りました。
担当看護師さんが幾度も見に来られます。
研修医も「どうですか?」と顔をのぞかせてくれます。
こまやかなところまで気を使って、いろいろと助言してくださいます。
やれるべきことは全てやっています。
あとは天にゆだねて、経過を見守っていきます。
夕方、また栄養士さんが顔を出してくれました。
「私、あした出張でいないので、あさってまた来ますね。
どのぐらい氷や飴を口に出来たかの報告を楽しみしていますね」
と言われていきました。
ふとそのとき、病室の真ん中にあたたかいエネルギーを感じました。
そのエネルギーがホワイトゴールドのように感じられました。
そして、大きな翼があります。
大きな杖のような水晶を持っています。
天使たちもまた24時間体制でサポートし続けてくれています。
しとりんの病室
皆様のお祈りに心から感謝します。
しとりんもとても感謝しています。
本当にありがとうございます。
引き続き、お祈りをよろしくお願いします。