いそいそと“母子手帳”を持って病室へ行きました。
「母子手帳、もらって来たぞ!」
「ありがとう。ご苦労様でした」
しとりんはムカムカする吐き気を抑えながら、
ベッドの中でじっくりと手帳をながめていました。
私も“父子手帖”というものをもらったので、じっくり読みました。
点滴交換に来た看護師さんも「良かったですね」と喜んでくれました。
夕方、院長先生の診察がありました。
お腹の赤ちゃんはとうとう40ミリを超えました。
入院したときが11ミリほどでしたから4倍の大きさです。
「赤ちゃん、すごく元気だって!」と、しとりんも喜んでいました。
一進一退のように見えても赤ちゃんは驀進のようです。
そして、「クラッカーとかラスクとかのお菓子を食べてみようかな」と言うので、
帰りにスーパーに寄って買いました。
雨のため満月は見られませんでしたが、
私には大きなお月さんが見えるようでした。
皆様のお祈りに心から感謝いたします。
引き続きよろしくお願いします。