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太陽が昇り始める時刻から廃線跡をウロウロしている私達ですので不審に思われても仕方ないと思います。 13,02,09 武豊日本油脂専用線跡 06:55 Canon EOS7D
10日は5時に亀山のホテルを出発して衣浦臨海へ向かいます。まだ真っ暗な東名阪道―伊勢湾岸道を東へと向かいました。藤原山から流れてくる雲で名古屋湾の西半分は曇でしたが、東は空が明るくなっていました。伊勢湾岸道の大府インターを降りて、まずはひだ号君のリクエストで武豊駅から出ていた日本油脂専用線を探索します。やっと夜明を迎えた田園の中をうろつきまわる車は、傍目から見て明らかに挙動不審車であった事は間違いないと思います。事前にひだ号君が調べた資料によると名鉄川和線富貴駅付近に専用線で使われた電車と電気機関車が保存されていると言うので、いろいろ走り回りましたがどうしても見当たりません。ウォーキングしていた女性に不審者と勘違いされながら保存車両の事を聞くと既に解体されたとの事で、それだから見つからないはずです。仕方なく廃線跡を撮影して引き上げることにしました。
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衣浦臨海では一番の撮影地とされている明石公園の陸橋は夜明け前から三脚が複数列出来て、それは、それは大騒ぎだった様ですが、ここは至って平和でした。 13,02,10 衣浦臨海碧南市 5570レ 09:00頃 Canon EOS7D
ひだ号君は武豊線から衣浦臨海鉄道の分岐駅となる東浦駅で5570レのタブレット授受風景が撮りたいと武豊駅から武豊線に乗っていきました。私は前日、雲って撮れなかった碧南貨物駅での5570レを撮るために衣浦海底トンネルを潜ります。現地では名古屋在住の謎さんと合流し、碧南貨物駅と併走する道路から撮影します。前日とうってかわって快晴の下、5570レを撮影する事が出来ました。その後は東浦で撮影を終えたひだ号君を東成岩駅で拾って知多半島道路半田インターから大府経由で四日市川越インターへ。そこから前日より格段に空いていた23号線で四日市港専用線へ向かいました。事前に美抑解様の車に同乗している湘南チサ區様より本日の富田―四日市港セメントピストン輸送には前日に続き原色のDD51852号機が充当されている情報を得ていたので安心して末広可動橋横で列車の時刻まで昼寝をする事が出来ました。
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念願だった末広可動橋でのDD51原色撮影が実現しました。 13,02,10 四日市専用線末広可動橋 5365レ 12:53頃 (8573) Canon EOS7D
9日、10日とも朝は雲が出たものの、その後は安定した天候で撮影日和でした。10日も午後から効率よく四日市港末広橋で2往復のDD51原色セメント輸送列車が撮る事が出来ました。不定期の6359レ~6368レは運休ということなので16時前に末広橋を後にして富田駅で5366レの到着を見て、撮影を終えることにしました。給油の上、16時過ぎに伊勢湾岸道四日市川越インターから乗り新東名経由で走ると極めて順調に走る事が出来ました。せっかく時間があるので清水連絡路から清水インターで降りて、つばめ鮨に寄って、美味しい鮨を堪能してから帰る事が出来ました。
今回は鵜殿貨物撮影のために出撃したものの急遽のウヤで鵜殿貨物そのものは撮影できませんでしたが四日市港のセメント輸送列車は2日間連続で、衣浦臨海は3日連続で原色のDD51が充当されました。これは偶然なのかも知れませんが、私としては愛知機関区の運用担当のご配慮として感謝したいと思っています。