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夏の芭石鉄道で鉄箱客車にのり大好きなビールをいただく黒沼さんです。同行した湘南チサ區様によるとビールは何とか手に入れたもののグラスがない事に気づき、ペットボトルの上部を切り抜いて即席のグラスを作り上げこれが大変ご満悦だったらしく、その様子がこの笑顔からも伺い知れます。 06,0811 湘南チサ區様撮影:提供
築堤整備工段のメンバーであり、また同じ国労組合員であった黒沼新吾氏(ハンドルネーム:総書記閣下)は2月26日(日)15時52分に不慮の事故でお亡くなりになりました。享年56才でした。早すぎる死に言葉がありません。ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。
彼と出逢ったのは国労の集会ではなく鉄ちゃんでした。一番古い記憶だと95年の釜石線を走った雪のD51498号機の撮影で花巻駅の待合室で”私も国労です”と黒沼さんからご挨拶してもらったのを鮮明に覚えています。その後、一緒に中国へ現役蒸機を撮影に行くようになって急速に親交があつくなりました。
築堤整備工段には多くの酒豪がそろっていますがその中でもトップ3に入るのは間違いないと思います。ひょっとすると断トツで一番の酒豪かもしれません。呑むと底なしになり私から言えば酒豪の部類に入る湘南チサ區様も蒙Aさんも舌を巻いた程でした。酒絡みではその武勇伝は数多くありますがとにかくとことん呑んで寝ると言うイメージが強くありました。
また彼は国労組合員であるが故に反会社側社員=ならず者とされ、会社側から睨まれてベンティングに配属となり駅ホームで清涼飲料の補充作業をしていた時代もありましたが、強靭な意志を持った彼でしたので見せしめ職場のベンティングに配属されている事もまったく気にしない様子でした。ベンディング縮小の中で彼は車掌業務に配属になり現在に至っています。ただ彼は反会社側だからと言って国労本部の運動方針一辺倒ではなく自分なりの国労のあるべき姿を持茶色貫き通したいた事が印象深い思い出として残っています。
実は現場で働く段員だけの勤務表を毎月作成していてもう10年近くになります。まさかこんな展開になるとは思わず、彼に3月の勤務を入力してもらうべくフォーマットを送っもいつもならすぐに入力された勤務後が返信されて来るのに今回はどうしたか返信かわ来ないなぁ!なんて思っていた矢先の訃報に愕然としました。この世では呑み足りないだろうに、天国で好きなだけ呑んでもらえればと思う次第です。