DT200Aの庫 (goo-blg)

国鉄東京機関区 機関助士編 発刊

 

 左側が滝口忠雄さんが書かれた本です。右側はその滝口さんも乗務されたであろう、東京機関区と言うより、当時稼働していたEF15の中で一番美しいとされていたEF1511号機の画像です。が国鉄に入った77年当時、東京機関区にはかなり原型に近いEF15が配置されていました。普段、高崎機関区のEF15などと寒冷地化と称して改造に次ぐ改造で原型を失ったその姿は痛々しく見えていたのに対して東京機関区所属のEF15は原型に近くさらに磨き上げられて、当時から鉄ちゃん界隈では一目置かれていました。中でも私が好きだったのがこのEF1511号機でした。引っ掛け式のテールライトがチャーミングポイントで、なんとか走行写真を撮りたいと願っていましたが、あの頃は縁がなく撮影出来ず終いで、この東京機関区に停車している姿、この01枚のみでした。   
 

 国鉄の先輩であり、また同じ労働組合に所属してしていた滝口忠雄さんが表記の本を発刊されましたのでお知らせいたします。

 国鉄の乗務員、とくに特急牽引の機関車に乗る機関士と機関助士は我々鉄ちゃんの憧れの職種と思われがちですが、実際は勤務が不規則で万年睡眠不足に陥り、また長時間にわたる緊張感のために精神を弱る方もいらっしゃるほどきつい仕事です。それでも好きでなった機関助士、その機関助士当時の苦労話、嬉しかったこと、そして印象に残った出来事などの逸話をまとめたとても貴重な一冊です。とくに、国鉄が解体され早30年以上が経過し、聞いてはいるものの国鉄がどんな組織で、どんな空気で仕事をしていたかを若い世代の人に知ってもらう良い本だと思われます。良い悪いは別にして国鉄と言う企業体は何のために、どう動いていたのかを知る貴重な本に思えます。
 今後、国鉄解体・新会社設立となりJR貨物・新鶴見嘱託機関士として退職まで話が続き本も続巻される事になっていますので、これからも期待したいと思っております。
 この一冊は立ち読みではなくお買い上げいただいて、美味しい酒のツマミにしてお読み頂ければ宜しいかと存じます。本屋に在庫がない場合にはアマゾンでも購入できます。
 
ISBN-10 4635825310
ISBN-13 978-4635825313

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「鉄ちゃん」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事