この部品も国鉄伝統のアイテムのひとつです。 下1枚とも携帯電話P905iにて撮影 10,08,03
今の職場は09:00出勤の一交勤務(24時間勤務)以外に10:20出勤18:30退社の日勤があります。出勤時刻が遅いので(出勤時刻が遅い時刻と言う事は退社時刻が遅いと言う事になるのですが…笑)起床時刻が遅くてもOKなので結構気に入っている勤務です。
この日勤が苦にならないのにはもうひとつ理由あります。それは戸塚―小田原の在来線区間で乗る列車が東海道線東京口で唯一の185系使用の普通列車(運転区間東京-伊東間521M)だと言う事です。(他には東京05:20発の321Mと静岡発19:30発334Mが海373系が充当されるために2ドア電車の普通列車になります。)通勤ルートで特急車両に乗車する経験もなく、本当は次の下り列車でも小田原で新幹線に乗換え可能なのですが。やはりどうせ乗るなら特急電車に乗ったほうが得と185系に乗る事が出来るのがこの日勤の一番の楽しみになっています。
さて、初めてこの日勤出勤のためにこの185系に乗車して最初に眼に言ったのが側窓の上下開閉ストッパーです。このストッパーは明らかに国鉄の遺品です。この存在に気づいたとき、なんとも懐かしい物に遭遇した気分になりました。気が付いてみれば113系亡き後、E231系メインの東海道線では普通電車さえ窓は開かなくなってしまっています。(実際には非常用に一部窓が少し開きますが…)国鉄型部品を各所に使っている車両は185系のみです。国鉄が色濃く残した特急電車での通勤は鉄ちゃんの私にとって結構贅沢なのかもしれません。
185系の窓が開く事実を再認識した私は、乗った車両の窓をすべて全開にして、蒸し暑い中にも夏の風情を感じられる湘南の風を身体いっぱいに浴びたい衝動にかられましたが、そんな事をしらたおバカ鉄になる事くらいはわかりましたので苦渋の選択の上、自嘲しました…(笑)
153系時代の同列車です。根府川でEF15の下り解結貨物を撮ろうと構えていると直前にやって来る列車だったので印象に残っています。 78,10,21 根府川
余談ながらご存知の通り185系は抵抗制御の国鉄型特急電車でありながら、現在でも全車現役で1両の廃車も出ていません。同時期に新製された海と西の117系も全車健在なところを見るとこの時期に設計・新製された両形式はかなり使い勝手が良いと言う事がうかがい知れます。乗車していても最近の軽い電車と異なり、高速域でも安定した走行には、さすが特急電車と感服している次第です。
ところで153系時代には東海道線東京口で2ドアの普通列車は珍しくありませんでしたが、やはり乗降に手間取るので通勤時間帯の列車では遅延が目立ちました。そのため153系からの置換えの際に185系と211系の2形式を新製して田町電車区に配置されせ、2ドアの混雑列車を集中的に211系化した経緯があります。しかしその経緯の中でも521Mはなぜ2ドアの185系で残ったのか?それはこの521Mが伊東からの上り列車(153系時代は急行”伊豆2号”。185系時代は”踊り子104号”)の送り込み回送をかねた列車であるために2ドア列車が残っているのです。また、ラッシュが一段落した下り列車ですので全区間で混雑するほどの列車ではなく521Mが昔も今も2ドアの普通電車が健在な訳です。
521Mが185系で残っている事は知ってはいましたが、まさかその列車に乗車して通勤するとは夢にも思いませんでした。
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DT200A@CF-Y7
だいりいぐ伊知郎
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