昭和後期には全車両の標準色だったツートンカラー(下半分がライトグリーン、上半分がデザートクリーム)ですが、最後までそのままだったM101号車の引退で、ツートンカラーの電車が走る街の風景はもう見ることができなくなってしまいました。この色がまた札幌の地に復活すれば訪れる鉄ちゃんも多くなると思われます。(イラスト:鈴木周作さん)
地方都市ではその土地に根付いた路面電車の存在が魅力です。私的には熊本市電や高知の路面電車が好きです。その中で札幌の路面電車はススキのネオン街をひたすら走る姿が言葉にならない程好きで、特に降雪時期は最新デジタルカメラならではですが、路面に積もった雪がレフ板代わりになり夜でもそこそこ撮れるのも惹かれるひとつの要素だと思います。
街のネオンにマッチした、このロケーションにツートンの旧塗装はとてもマッチすると思います。 23,12,12 16:52頃 札幌市電資生館小学校前ー東本願寺 (PSコントラスト修正) EOS-1D X Mark Ⅲ
そんな札幌市電でひとつのニュースが舞い込んできました。それはいつも札幌では世話になっておりますIさんも加わり札幌市電で素晴らしい企画が持ち上がりました。なんと旧塗装の復活です。既に札幌市電には許可をいただいているので、クラウドファンディングで資金が集まれば懐かしい旧塗装がまた見られます。ただ残念なのが期間が08ヶ月間と限られる事なのですが、これを機に札幌市電側で〝電車の色を変えるだけで素晴らしい観光資源になるんだ!〝と認識していただき、次回は会社側主体で旧塗装が復活すれば、その意義と効果は大きいと思われます。
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来年春に引退予定の243号車を往年のツートンカラーに塗装して、60年以上に渡って札幌の街を支えてくれたことへの感謝を込めて見送りたいと私たちは考えました。その感謝は243号車だけではなく、すべての札幌スタイル車両に捧げたいと思います。(イラスト:鈴木周作さん)
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