DT200Aの庫 (goo-blg)

信濃竹原駅周辺をあるく。

 今回訪れた長野電鉄は以前には貨物列車の設定があり、各駅で貨物取扱を行っていました。まだいくつかの駅には側線が残っていて、貨物扱の遺構があります。その中でも信濃竹原駅は当時の様子を良く残し、また周囲の雰囲気にも趣があり、列車待ちには必ず散策する場所です。
 駅の周囲は住宅と工場しかなく商店らしきものはありません。駅前にソフトドリンクとタバコの自販機があるだけですが、少し離れた国道には信州蕎麦の専門店や定食屋等があります。こんな場所によそ者が立ち入る事は少ないようで、駅前でのんびりしていると周辺のオバちゃんがこちらを睨めて立ち去り、どこかへ消えたと思ったら代わりに違うオバちゃんがやってきてこちらを怪訝な目で睨みつけて行きました。別に悪いことはしていませんが警察に通報されそうな険悪な雰囲気でした。
 ところで、この駅を語るときに忘れてならないのが駅構内が右側通行してう事です。したがって列車交換する場合は右側に入線します。左側通行が定着している日本の鉄道で大駅ならともかく、こんな小さな駅で右側通行と言うのには興味がわきます。この辺は一番下でご紹介する名取レールマガジン編集長ブログの”編集長敬白”で解き明かされています。


↑↓信濃竹原駅舎は現在は老朽化のために駅舎そのものは使用停止となり、ホームへは駅の南側の踏切横の通路から直接入る構造になっていますが、それだけにかなりボロボロでも取り壊されることなくその形を残しています。



↑↓駅舎のすぐ北側にある保線係員の元詰所です。現在でも資材置き場であるとともに、中をのぞくとストーブかせあるので冬季除雪期間は詰所として使用されているようです。



↑↓なんと言っても信濃中野駅を印象付けるのがこの貨物扱所の建物です。りんごやお米を首都圏あるいは中京圏に発送していたのでしょう。また、編集長敬白で知ったのですが、この信濃竹原駅から夜間瀬川沿いの工場まで専用線があったという記録も残っているそうです。貨物扱所は現在では警報機やトングレールの保管場所になっていて、私が見ている間にもトラックがやってきて、資材を持ち出す光景に出くわしました。



 貨物扱所の中から駅舎側を望みます。こんな光景を眺めていると遠くからつり掛けモーター音が聞こえて、貨物列車が到着するのではないかと言う妄想にかられてしまいます。 写真はすべて09,12,01 Canon EOS50D

関係ブログ
編集長敬白 05,10,31 ”信濃竹原駅を訪ねる。”
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2005/10/post_114.html

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コメント一覧

DT200A@CF-Y7
だいりいぐ伊知郎様
ご投稿ありがとうございます。

”にっぽん木造駅舎の旅”ですネ!あの番組は何気にテレビのスイッチを入れた瞬間に始まると言う不思議な番組で、いつの間にか吸い込まれてしまいます。
DT200A@CF-Y7
S君
いつもご投稿ありがとうございます。

 もともと不器用でキットが組み立てられないのと言うことで模型は相当前に辞めました。そして今は撮影で経費がかさみ、模型にどころではないと言うのが本音です。

>昔はOゲージ集めてたね(笑)
 ありましたねぇ!Oゲージを最初に買った理由はHOに比べてリアルさに欠けるものの安かったので手を出したのですが、集電のレールが嫌でHOに乗り換えました。後にオリンパスからCanonに乗り換えたときに、昔もこんな事があったと記憶をたどったらOゲージからHOゲージへ転向したときの思い出とラップしていました。
 Oゲージは引越しのガラクタと一緒に捨ててしまいましたが、今とっておけば貴重価値は出たでしょうねぇ!
だいりいぐ伊知郎
なんか某国営放送のアレみたいですね、5分番組の(^^ゞ
S君
こういう視線は、普通模型屋の目線なんだけどね。今はやってないんでしょ?
昔はOゲージ集めてたね(笑)
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