新庄市街地は雨でしたが峠を越えてから完全な雪景色となりました。山の谷間に静かに佇む肘折温泉は正に秘湯と言う言葉がお似合いでした。 10,12,13~14 肘折温泉全景 FUJIFILM FinePix AX250 (以下の写真全てデーターは同じ)
陸羽東線の蒸機撮影は一日片道1本だけと言う非効率さはありますが、逆に時間に余裕があるのでなかなか行けない場所に行けることになり普段は時間がなく、なかなか行けない温泉に行こう!と言う事になりました。
実は新庄周辺には温泉が多く、更に秘湯といわれる場所がいくつかあります。その中で、今回は新庄から20キロくらい南西に離れた肘折温泉で宿泊する事にしました。
肘折温泉のホームページによると、肘折温泉の由来は肘を折った老僧がこの地のお湯(上の湯)に浸かったところたちまち傷が癒えたという説をはじめ、諸説が縁起として語り継がれています。湯量豊富にして霊験あらたか、さらに風光明媚、昔ながらの湯治場として、観光客を癒す温泉郷として広く人々に愛され続けています。との事ですが、現地を訪れると、そのひなびた旅館街を見て、秘湯多き東北でも屈指の秘湯と言っても過言ではないと確信しました。
↑↓宿泊した亀屋旅館です。肘折温泉の宿泊は比較的、良心的な設定になっています。その中で亀屋旅館はリーズナブルづあると共にアットホームで好感が持てる旅館でした。お上さんが建物の古さを盛んに恐縮していましたが、それがまた亀屋旅館の良さに見えました。発車待ちのバスは06:40発新庄駅前行のバスです。
資料によれば肘折温泉は開湯1200年を数え、旅館の多くはかつて湯治場であったところが多いと書かれています。鉄筋の立派な温泉旅館もありますが大半は木造建築の古い旅館で昭和初期から中期の湯治場の雰囲気を残してしています。またこの地域は豪雪地帯としても有名で、この日も新庄市街地は雨だったのにいつしか雪になり、峠を越えたら雪景色だったのには驚かされました。
亀屋旅館の温泉は3箇所あり、全て混浴ですが、大変に残念ながら女性(特にJDの卒業旅行とか不倫旅行中の人妻とか…爆)が宿泊しておらずせっかくのチャンスなのに大変に残念でした。泉質は二種類あり、全く違う温泉を楽しめます。洗い場は少なく、けして便利な風呂場ではありませんが、別に不潔感は全く感じませんでした。もう一度入りたいと思う温泉です。
↑↓肘折温泉は旅館が非常に密集していて、その中を路線バスが走り抜けます。06:40発のバスはまだ薄暗い温泉街を掠めるように走り抜けます。実は我々が到着する際にも15:20発のバスと私たちの車とが狭い路地で鉢合わせしてしまい、まさかこんな狭い道が路線バスが通る道とは知らず、とても驚きました。
肘折温泉は肘折カルデラに位置し、カルデラの中心に位置する黄金温泉、その奥の野湯の石抱温泉などいくつかの泉質で構成されているそうで、総称して肘折温泉郷と呼んでいるとの事です。そしてこの地域は気象庁によって活火山に指定されているそうで肘折温泉郷全体がマグマ溜りの上に位置していると言うことになり、チョッと怖い鴨?と思った次第です。
↑↓温泉街のお土産屋は7時前だというのに全て開いていて、ビックリしました。どのお土産屋もお土産だけでなく日用品や食品、更にはアルコールも売っていました。
↑↓上が夕飯で山の幸尽で更に鮎を美味しく焼いてくれていました。下が朝飯ですが見た目よりボリュームがありました。質素ですがとても美味しい料理を提供していただけました。
なお、15日未明から降り始めた本格的な雪は、夜には新庄市内でも積雪を観測し、肘折温泉では80センチの積雪となったそうです。
もし15日~16日に陸羽東線の撮影を計画していたら、撮影は雪景色で良かったかもしれませんが、肘折温泉の宿まで辿り着く事が出来なかったかもしれません。それが良かったのか、悪かったのかはわかりませんが…(笑)
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