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今も昔もゆめ牧場のターゲットは家族連れです。そこへ大きなカメラバックを背負った男は明らかに不審者です。でも、それは私です。 02,05,03 夢牧場 羅須地人
01年の5月に初めて訪問してから最低でも一年に1回は訪れているのがゆめ牧場の羅須地人鉄道です。ゆめ牧場の施設内にあるこの鉄道はひとつの乗り物のアトランションと言う形で普段はゆめ牧場の社員がDLでトロッコを牽引して運転しています。しかし年に何日か、日を限定して羅須地人の方が保存されている蒸機で運転しています。日本でナロー蒸機が保存されている所は少なく、日本にとって貴重なナロー蒸機の保存・運転の場でもあるのです。もともとここの会員の方は日本現役蒸機を経験した世代の方が中心となっているので、私とほとんど同世代か少し上の方が運営されています。好きな(ナロー)蒸機を楽しんでいるところでは、とても羨ましい環境だと思います。そして私にとっても鉄ちゃんだからこそ拘る部分を理解してもらえる数少ない環境であり、いつもいろいろなリクエストを出して、それに答えて(もしかして”堪えて”?…笑)いただける素晴らしい鉄道です。
ただここの鉄道での悩みがあります。それはゆめ牧場と言う家族連れ、それも子供が小さい若い夫婦ターゲットの施設だけに私の様な中年男性が一人でノコノコと出掛けるには抵抗があるのです。”修羅場を幾度も経験し恥を何度もかいているあなた今さら何をいってんですかぁ?”と言う周囲の雑音も聞こえてきそうですが、やはり気が引けます。具体的な場面で言うと車で行くと駐車場からはしゃぎまわる子供の何動向に気を配りながら歩くときに場違いも感じますし、また最寄り駅の滑川駅からアクセスバスに乗ると私以外はみんな幸せ絶頂期家族連ればかりで、子供のいない(…正確には「作らなかった」と言う事になるのですが)私にとってバスの車内ではなんとも居場所がないといった感じがあります。
でも、そんな場違いを感じながらも何度も通うだけはある、ゆめ牧場は魅力的な場所である事は間違いない事実です。
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一日の運転が終わり庫に戻ってきたカマを筆をすすめている人がいました。 02,05,03 夢牧場 羅須地人