０８，０２，１９ ウクライナ Ｄｚｈｅｒｅｌｏ社 ｋｏｌｏｍｉｙａ機関区
今年もあと１日となりました。０８年は鉄道業界とってはいろいろありましたが、特に私が印象に残ったのは空前の鉄道趣味ブームになったことです。平日の只見線を撮影していても明らかに観光客と思われる女性グループが楽しそうに乗っていて、時には撮影している私を見つけ手を振ってくれることです。今まで沿線で撮影していても女性からは胡散臭い眼で見られる事が良くありました。しかし、時代は変わり彼女たちの視線も好奇な眼からいつしか微笑の眼に変わっていました。ただ鉄道趣味ブームが良い材料ばかりではありません。１１月に発生した東海道線辻堂－茅ヶ崎間での鉄道撮影者死傷事故は安全に撮るという我々のポリシーさえも身につけていない撮影者がこの世の中にごまんとと居るという事を知らしめた事故として暗い印象に残りました。
０９年に眼を向けると３月のダイヤ改正では東海道・山陽線の客車組成の定期列車消滅しようとしています。鉄道の歴史の中で東海道・山陽線という大幹線で客車組成の列車が消えると言うことは歴史に残るエポックメイキングだと言って過言ではないと思います。
毎年、年末に同じ事を書きますが鉄道を取り巻く環境は年を追う毎に厳しくなっています。０９年は鉄道にとって好転となる年になるように祈るばかりです。
では、良いお年を！
