試運転列車が東横浜貨物駅に到着した時の姿です。後ろの京浜東北線の線路配置で位置関係がわかると思います。ちなみに、当時の京浜東北線といえば209系の試作3編成が投入したてで…いや、まさか、それは嘘で…103系オンリーでした。ただ103系と言っても当時はまだ珍しかった冷房装置が搭載されたATC装備準備車の103系が新製投入されていた時期でもあります。 80,06,11 東横浜貨物駅 C581号
1980年6月13日から3日間、横浜の高島貨物線にC581号機が運転されました。この運転は横浜商工会議所創立100周年と横浜港開港120周年を記念してのものでしたが、私にとっては列車名とか運転理由等の能書はどうでも良く、身近でカマが運転されると言うので撮影に出掛けました。ただ営業運転日では撮影どころではない混雑が予想されたので試運転日に撮影に向かいました。
運転そのものは高島貨物駅ー東横浜貨物駅(桜木町駅に隣接した貨物駅で京浜東北線のホームから一望出来ました。現在はみなとみらい21地区=通称:MM21地区となって跡形もありません。)から現在はMM21地区と赤れんが倉庫地区を結ぶ「遊歩道-汽車道」を通って山下埠頭までの僅かな距離での運転で撮影地らしい場所などなく、唯一撮れるのが東横浜貨物駅周辺だけでした。客車は雑客(旧客)スハ43系の4両で、1日何往復かしたと記憶しています。
C581号機の検修は横浜機関区が担当しましたが、当時の横浜機関区には高島線でD51が現役で活躍していた頃から数年した経っておらず、蒸機に携わった職員が沢山居て蒸機の検修には何ら問題がなかったと推測されます。また、横浜機関区には扇形車庫(ランドハウス)も残っていて、C581の庫としてはとてもふさわしい機関区でもありました。
写真をみるとどうでも良い様な雲りの日に撮影していますが、当時の仕事は日勤で休みは自由に入った(前日までに申し出すれば取得出来ました。また、天気が悪かったら年休を取得した日でも、当日に出勤して年休取消も可能でした。)ので、休みを入れてしまったので仕方なく撮影に行ったのではなく、試運転日にどうしても晴れる日がなく、致し方なくて屈辱的に雲り空で半日撮影したと言う感じの様です。
試運転列車運転を前に横浜機関区で待機するC581号機。區名札は「横」になっていました。一応、横浜機関区は立入禁止とはなっていましたが、実際には撮影は黙認状態でした。なお、私にとって火の入ったC581号機はこの時が最後でした。 80,06,11 横浜機関区
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