私の母は文学少女で昭和4年生まれ。生きていたら80歳です。
母親の本棚から名作を取り出してはおませだった私は読んでいました。
母親は林芙美子が好きで、
「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」
この文が書かれた短冊を家に飾っていました。
小さな私は意味がよくわからずにどうして花は苦しさを感じるのだろうと
不思議に感じていた時もありました。
悩みながら時には
スイカの種をうっかりと食べてしまい、
おなかの中から芽が出て花が咲き苦しくなって夢から覚めた時もありました。
ええっ、おなかに太陽の光が当たってないのに芽が出たと、
科学的な根拠から(科学なぞ知らなきゃ幸せなのに)心も冷めた覚えがあります。
うちの母親はもうすぐ生まれてくる孫の顔を見ずに、
若くして大きな花を散らしました。悔しかっただろうに・・・。
その時から母には私の心の中に住み着いてもらい
それ以来、図々しくも母の分まで生きようと活動してきました。
おかげさまで母の分までパワーを発し勇気100倍の生活をしています。
昨日、女優の森光子さんが89歳の誕生日に林芙美子を演じ2000回と
報道されました。朋友黒柳徹子女史との会話の中で、
栄光をたたえながらも、
子供を産んでいたらどんなにうれしかったかという、
話になって、お互いに慰めあって涙声になっていきました。
人生の最大で究極の目的はやっぱり子孫繁栄なんだと
改めて思い知らされました。
子どもへの虐待が多くなっていると報道されています。
子は宝。
生まれてくれただけで最高に幸せです。
E表現研究所で秋に赤ちゃん大学を開催しました。
その時の受講生が数名、今は、E表現研究所の活動に参加してくださっています。
若いお母さん方がなさった選択に勇気と感謝を感じました。
きっと、よきリーダーになってくださるでしょう。
楽しみです。
社会がすこしずつE(いい)方に向かってくれますことを祈っています。
TTT