E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

あれから15年

2009-05-17 21:13:46 | ダイアリー

夢は何?と聞かれて答えたのは「大草原の小さな家」
公民館主催の「子連れパワーアップセミナー」でのことでした。

必死に子育てに追われている頃、唯一楽しみだったのは「大草原の小さな家」のビデオを観ること。いつか行ってみたいと思っていました。
それからまもなく、アメリカ中西部を訪ねる「大草原の小さな家」を訪ねる旅というツアーを知り、参加しました。娘が5才と3才で小さかったけれど、夫と私の両親に頼み、実現したのです。背中を押してくれた仲間と、今でもE表現で一緒に活動していることも不思議です。

あれから15年が経ちました。今日は「大草原の小さな家」から学ぶという講座を受講しました。全3回で、アメリカの歴史や経済も織り込まれています。
でも、やはり、自分の目で見て、肌で感じたアメリカの景色や空気が、どんな話よりも鮮やかに思い出されて、懐かしくて、いつかもう一度行こうと心に誓いました。
作者のローラ・インガルス・ワイルダーの作家デビューは65才。その自叙伝はアメリカの開拓の歴史とも重なります。生活そのものが生きること。堅実に一生懸命暮らしていくことが、心豊かな人生を送ることだと言います。
農家の主婦でしたから、果樹園、鶏や牛の飼育などをしながら、いかにして上手に鶏に卵を産ませるか、彼女なりの工夫が紹介されて、それが評判を呼び、エッセイの執筆をするきっかけとなったそうです。
女性の自立という視点でも注目を集めました。
19歳で結婚するとき、誓いを述べるところで、
「夫に従って生きますか」という問いに対して、
「自分がいいと思ったように生きたい」と答えたというエピソードもあります。

ローラが世界中のファンに残したメッセージがあります。
誠実に正直に生きること
困難にあっても勇気を持って生きること
日々の生活の中にも小さな喜びを見つけること

こんな大切なことを忘れてしまいがちな世の中ですが、今の時代でも、心に留めて生きていくことができたらいいですね。
子どもたちにも伝えたいなと思います。

                               (M.H