E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

ただいまfromインド

2010-02-18 19:38:04 | アジア

やっと、無事に成田に帰国しました。

2か月以上の旅でした。

日本に帰国して、今更ながらに日本の清潔感(おかげでアレルギー疾患が多い国だけど…)建築物への正確さや細かい仕事がきっちりできているように感じます。

識字率の高さや義務教育の浸透さで国民が育っているすごさにびっくりしています。拍手です。

しかし、空がありません。見渡す限り電線ばかりで、本物の空がありません。本物の太陽や月も海辺や山に行かなければ見つけられないでしょうね。

今回やっと分かりました。海辺や山に住んだ人はエネルギーが違う理由が・・・。すこーーーーんと、本物に抱かれた経験があるから歴史に残る人に育つんだと思いました。また、外国のスケールの大きさに圧倒されます・・・。

そして、残念なことに、何と日本のちまちましたセセコであることか!!!

もうすぐに10年もしたら、アジアは一つになるでしょう。

EUのように・・・。その時にどうしたらいいの・・・。

帰国してすぐの仕事です。TDKの山崎貞一元社長が将来の教育のために資産3億円を生まれ故郷のM市に寄付しています。凄い方です。

そのお金で中学生たちを将来の科学者に育てたいと、種子島宇宙センターに静岡空港から派遣しています。社会に恩返しということでした。県レベルでは理科教育の振興のために山崎賞を設けています。

山崎こども教育振興財団といって、M市の教育委員長が運営に関わっています。その一環で今回ある小さな小学校に「命の大切さを」伝える講座を私はしてきました。子どもたちの瞳はキラキラ輝いていました。素直に素敵に育っていました。

児童の中にブラジル人やフィリピン人のハーフが数人いました。

国際的です。もう、世界はつながっている、アジアは確実に一つになるでしょう。そういった考えで将来の日本を見据えて教育していかないと、日本は埋没していくでしょう。実感します。

気にかかったのは、そういう国際的な子には自己肯定感が薄いことです。おおよそ、自己肯定感の低さは親御さんの影響がもっとも重大ですが、そのところをなんとか地域の力で建て直さないといけないと思います。そういう子が将来日本で育ってよかったと思えるようにならないと、日本で不憫だったと感じさせないようにしていかなくては。

インドで、日本人のお子さんが反対の立場に立ったら辛いです。

インドのエネルギーと日本のエネルギーの差を感じています。これから伸びていこうとする他のアジア諸国にはホットな活動的な人が多いのです。

日本が今、落ち込んでいる理由をくだくだ述べている前に個人個人がパワーアップしなくてはならない時期にきていると感じます。学校も、会社も従来のようにくだくだやってないで大きく考え方を変えるべきでしょう。

日本を誇りに思うのは大事ですが、今までのように威張ったり、ふんぞり返ったりしていたら、痛い目に逢うと思います。米国のトヨタバッシング(アメリカは日本製品の不買運動をしています。今後の影響が心配です)・オリンピックの国母選手バッシング(若者がオリンピックに冷やかな視線をなげるかも)・朝青竜の件(モンゴル人が日本を嫌うかも)など、世界中でストレス社会の恰好のはけ口になって個人攻撃しているように思えます。みんなが「ありがとう」で一つになりたいと思えました。

数年で日本の立場はひっくりかえります。インドがのし上がってくるのは時間の問題です。1999年の上海を見て、あの時と、今のインドは同じような感じがします。もう中国に日本は抜かれています。

お母さん方の意識を180度変換し考え方を変えていかないと、将来の子どもに一番近い存在で、一番影響力のある母親を変えていかないと日本は沈没すると思います。

今後の私の課題です。

本日も、ある思春期講座でお母さん方の悩みを解決するべくあれこれ考えながら進行してきましたが、アジア諸国と手を繋いで、一緒に将来に向かって力強く進んでいく必要があると、実感してきました。

諸外国に日本は受け入れられていないです。

NO,諸外国を日本が受け入れていないという方が正しいかも。

久々に以前E表現研究所の立ち上げの時にお世話なったインドネシア在住のTさんの情報です。二人の子供さんはインドネシア人とアメリカ人とそれぞれ結婚してお孫さんに囲まれています。嬉しいことです。

そういう国際的な方々が必死に日本の良さを伝えてくださっています。

インドでも、インド人と結婚した方やカナダ人やスウェーデン人やフランス人と国際結婚され子育てに奮闘しているヤングママと知り合えました。世界は一つの目標に至ってはみんなが先端をいっています。

海外にいると外務省の存在は大きな味方です。テロなどで混乱する諸外国との折衝は本当に大変で感謝感謝です。

インドにいるとされる3億の神々より、私にとってはパスポートや外務省の方々の方が頼りになります。もしできれば外務省がこういう国際結婚された方々への施策などをもっと織り込みアピールすると、日本にエネルギーが湧くのではないかと感じました。

今、帰国したばかりで熱い私ですが、この熱さを感じるような人間に変身できただけでも、インドに触れてよかったと感謝しています。

今まで、訪れた国は30カ国になりますが、さまざまな角度から大きなショックを感じたインドです。皆さんも、ぜひインドにGO!  きっと、日本の本質が見えてくるでしょう。

そういう意見を大いに広め、日本の存在価値が高まるように支援してください。私はやっぱり大好きな日本に元気になってもらいたいです。

本当に、激辛のお味も、人情も、景色もアチチチーの「アジャ・パワーINインド」でした。出会った方々ありがとう。

近いうちにまた行きたいです。お騒がせしました。

TTT