春の日差しのこもれびも好きだけれど、
雨上がりの濃い緑色が好き。
昨日は強い雨が降り、
遠くでは台風も生まれていたりして、
梅雨の雨はジメジメしていやだなあと思っていると、
午後には雨がやんでいた。
涼しい風も吹いてきて、
これはチャンスと買い物に出かけた。
街路樹の下を通り抜けると、
湿った空気の中に、いつもより濃い色の木々。
しっかり潤った葉っぱが喜んでいるように見えた。
このごろ、肌の潤いに不安を覚え、
化粧品の広告は見逃さないようにしていたから、
なんとも羨ましい限りの葉っぱたち。
こんなとき、娘がいてよかったと思う。
化粧品のことだとか、
お肌の潤いやシミのことだとか、
この手の話題では盛り上がる。
都会に住んでいる娘たちは情報が早く、
ネットの情報より、
街中の女性たちの様子や、
デパートで手にする化粧品の紙袋など、
新しい物にはとっても敏感だからだ。
昨日まで赤ちゃんだった……
そんなふうにいつでも思い出せるほどなのに、
いつの間にか成長して女性になって、
若い頃の自分を思い出すように娘たちを見つめている。
来週帰ってきたら、緑の街路樹の下を通ってみよう。
誕生日を祝うために通り沿いのおしゃれな店を予約しよう。
ほりかわ
お嬢さんたちとのガールズトーク、素敵ですね。うちも娘と昨日、遅い紫陽花と百合をカメラに収めてきました。ゆっくり、ゆっくり、歩いてきました。