論文読みで篭っていました。何とか見通しがついて来たので復活です!
今日、自動車で1時間かかって通院されていた患者さんで、通うのが難しくなって在宅医をお願いしていたご家族からお電話があった。4月19日にご自宅でお亡くなりになったと。
手術から19年。その時1歳だったお子さんが本当によく介護されていた。腎がんだったが、これは他のがんとちょっと異なっていて、とても免疫力に左右されるがんである。大海原に浮いたように焦らず淡々とされていたことが19年という期間をもたらしたのかも知れない。もはや、悪性腫瘍というより慢性疾患だと思う。
変えられる事は変えていく勇気を、変えられないことには受け止める力を得たいと思う。
人生しょうがないことがある。変えることがもはや難しければ、逆らわず、もがかず、よしとしながら流れていくことが、がんを慢性疾患へと変えてくれるのかもしれない。