サポーティブケア学会が
この週末開催されています。
そこで、改めて理解を深めたこと。
抗がん剤の吐き気は、
薬の種類によって副作用の強さは変わります。
薬の種類だけではなく、
吐き気の出やすさも色々わかっています。
抗がん剤の悪心・嘔吐は、
女性は2倍
10歳若くなると1.5倍
飲酒する人は、0.5倍
その他、
車酔いしやすい人
妊娠中つわりが強かった人
は、強くなるようです。
(オッズ比の小数点以下2桁目はメモしきれませんでした)
つまり、
若い女性で
お酒を飲まない人は
抗がん剤の吐き気が出やすいのです
車酔いや
つわりが強かった人も
出やすいようです。
根拠の論文をメモしきれませんでしたが、
学術的に報告されていうオッズ比を
根拠にされているようです。
(比率の記載はありませんでした)
こうした事を
どのように患者さんに
生かすかというと、
吐き気がでやすい
抗がん剤を投与するとき、
制吐剤は
若い女性で飲酒しない患者さんなら
しっかりと併用しますが、
高齢男性で飲酒される方なら
無理をしない
というように
副作用対策に参考にするわけです。
制吐剤にも副作用があるので、
ベネフィット(益)がリスク(害:副作用)が勝るように調整していきます。
緩急のつけ方・・
こちらこそ、お訪ね下さりありがとうございました!
aruga
大変なご経験をなさったことをシェアして下さり、ありがとうございました。
学びになります。
aruga