学会が続きます

先週土曜日、臨床腫瘍学会のシンポジウムに参加して、
げっそりと疲労が残っていました。

フェンタニルのhyperanalgesia, toleranceの症例提示に
海外論文の症例、いくつかの基礎データを繋いでストーリーにしたのですが、
改めて、症例報告としてまとめてみて、
その時には、気が付かなかったことが沢山出てきて、
勉強する機会を頂いたなあと思います。

投与開始4日目に、画像所見とは奇異な疼痛を認め、
ケタミン無効、換算量の20％位のモルヒネに切り替えて、
9/10の疼痛が0～1/10へ。
神経毒性を疑ったので、スパンと切り替えて問題なし。

同様の神経毒性によると思われる痛覚過敏を疑ったもう一例は、
著明な退薬症状を呈し、フェンタニルの少量投与を結局2週間近く併用したケース。

こうした積み重ねが、次の患者さんに生かしていけるのだと思います。




今週は、日本緩和医療学会が北海道で開催されます。

木曜日から土曜日まで大半が委員会と会議・・

学術大会期間中の食事は、懇親会と朝のモーニングを除けば、すべてお弁当・・・
北海道なんだけど・・

土曜日朝は、モーニングセミナーの座長があります。

年に１回。顔を合わせて情報交換も貴重な時間です。

専門医の申請を考えている先生・・
締め切りは、７月３１日消印有効までです。
お忘れなき様に！！！！

皆様、札幌でお目にかかりましょう！