京都大学で開かれている、
口腔外科学会をはじめとする4学会合同の教育研修会に
緩和ケアレクチャーで参加しました。
この記事は、帰りの新幹線の中に
軽いレッツノートを持参し、
WiMAXとUQ-WiFiにつないで
書いています。
レッツノートは充電10時間くらい持つので
コード不要です。
ですから、のぞみN700の窓側を死守する必要もなくなりました。
WiMAXとUQ-WiFiを料金フラットにしたので
私の行動範囲であれば、だいたいどこでもインターネットにつないで
ストレスなく使えます。
便利です~
京都は、暑かった・・・ です。
今回は、トラマドールとフェンタニル口腔粘膜吸収剤(ろりーポップ型の速放剤)の話がやや新しいところでしょうか。
トラマドールはオピオイドですが、麻薬免許が無くても処方できます。
疑問でした・・
、
北海道の学会で、WHO下部組織のCNDボードメンバーの先生から
「最初麻薬に指定されていたんだよね。
でも、それでは、中々処方されなくてね。
イエメンとかカメルーンとか・・
それで、麻薬解除したら、痛みに処方が出るようになったんですよ。」
フヮ~、そんなことがあったんだ・・
human rights watchのレポートを思い出しました。
医療用麻薬の処方が困難な国にも
処方がでるように
規制重視よりだったCNDも動きが出ているようです。
規制と推奨
適正使用という言葉がありますが、表裏一体で難しいものです。
レクチャー後、一人の先生が質問に控室まで来てくださいました。
大阪周辺の緩和ケア病棟では
口腔内がんの患者さんの入院が難しい印象が強いとのこと・・
これは、初めて聞きました。
そうなのですか?
断られることも少なくないようでした。
大阪の方、いらっしゃいましたら、状況をご教示くださいますとありがたいです。
(”アップなし”と書いてくださいましたら、アップしないで読ませていただきますので)
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適応症の関係で先生が貼付剤を処方されることはあまりないかと思いますが、ブプレノルフィンという化合物自体の緩和医療における位置づけはどのようなものでしょう?
これまではあまり使われていなかったように思いますが、「見直されている」という記事も見かけます。
本題からそれてしまい、申し訳ありません。
最近、ブプレノルフィン貼付剤と聞いて、ピンとこないことが多いようなので、あえて商品名で書かせていただくと、”レペタン坐薬の貼付剤版”ということになります。
ブプレノルフィンは、モルヒネよりμ受容体に対する親和性が高いため、併用するとモルヒネを追い出してしまうため、注意を要すると言われてきました。
1年弱前に、海外の学会で、がん疼痛管理における本薬剤の有用性について知る機会がありました。それを受けて、文献検索を繰り返しているのですが、今だ立証するものにたどりつけていません。根拠に欠けるので、ここに記載することは避けたいと思いますが、目を離せない薬剤です。
一方で、医療安全上、リスクを感じています。
発売元はモーラステープを扱っているメーカーさんだったと思いますが、ブプレノルフィン貼付剤も肌色で、モーラステープの半分~それ以下のサイズです。
患者さん・・膝が痛ければ、NSAIDs湿布のように2枚、3枚と疼痛部位に貼付してしまうのではないか・・と危惧しています。
危惧されておられる件に関しましては、適正使用がなされるよう、我々が患者さんに十分説明しなければなりません。
トラマドールもそうですが、ブプレノルフィンも麻薬指定ではないというだけで、処方医の方々も気分的に違うようです。慢性疼痛に関しては、デュロテップMTバッチよりも処方しやすくなるかもしれないとメーカーの方は言っていました。除痛ラダーでは第2段階に位置づけられるようですが、法律の基準はよくわかりません。
何年か経ったら,日本にはありませんがメサドンにおそらくとって代わる位の勢い,と言われてました。
サンプルをいただいたので,貼ってみた個人的な感想ですが,痒くてとても7日もちませんでした。
メーカーさんは貼り直し可能とは言いますが,やはり密着が落ちると吸収は落ちるとのこと…。
日本人向きではないのかもしれませんね。
あと米国の先生も貼りかえ期間が1日,3日,7日…と薬によってバラバラなため,特に切り替え時は丁寧な指導が必要,とのことでした。
ええ~、本当ですか?!
東海地区・・・
医療依存度が高いということで断られるということですね。大阪の先生からは、出血リスクが高いから断られると聞きました。
頭頸部がんは症状緩和が難しい場合が多く、緩和ケア医こそ頑張らなければいけない領域と思っていました。
都内では、あまり断られたということは聞いていません。MRSA感染の場合、ガウンテクニックでケアすることへの違和感から断られたケースを数件耳にしたことはあります。
まるさん
う~ん。難しいですね。装着感や張替が簡便(覚えやすい)ということは、患者さんにとっては重要ですよね。
米国は、生理痛に麻薬が処方される国ですから、受容体親和度が高い薬剤は、ウオッシュアウトには重宝かもしれないとも思います。
そんな理由ではないと思いますが・・
気管カニューレも毎日交換するわけではないので、コスト的にも問題にならないと思うんですが、何故断られちゃうんでしょうね。
病棟の医師や看護師の経験の違いなのでしょうか。
中々こういうことは、国や都道府県の調査では表に出てこないですね・・
お教えくださり、ありがとうございました。