大腸がん手術後、肺転移がわかり、手術はしたくないから、放射線治療はどうかと検討されていた患者さんがいました。
手術をしたくないという気持ちは、入院中タバコを止めなければいけないからでした。
肺転移は複数あり、照射野は広くなります。
さらに、患者さんの肺は、タバコによる肺気腫を合併していることがわかりました。
放射線治療で肺に負荷をかけるため、タバコを止めることが治療の条件だと説明がありました。
患者さんは、放射線治療も行わないことを決めました。
肺転移も少しずつ大きくなってきましたが、症状を出すほどの転移ではありませんでした。
にもかかわらず、動いたときに息切れをするようになり、指先で測る体の酸素濃度が、次第に下がるようになってきました。
肺気腫の悪化でした。
体の酸素が低下する場合は、酸素投与が必要となってきます。
在宅酸素療法で酸素を吸っている時は、タバコは止めなければいけません。
タバコの火が高濃度の酸素に引火して爆発するためです。
ぎりぎりまで酸素は待ちたいとのこと。
どうしても止めたくないタバコ。
残念ながら、いずれ、止めざるおえなくなるのは時間の問でした。
ならば・・・
もっと早い治療のタイミングで止めてもよかったのではないか・・・
これはタバコを止められない人の気持ちに届ききっていないものの価値観なのかもしれません。
もっと早い治療のタイミングで止めてもよかったのではないか・・・
これはタバコを止められない人の気持ちに届ききっていないものの価値観なのかもしれません。
今、できることを一緒に考えていきましょう・・
svklimkinによるPixabayからの画像
早期にがんの診断ができて本当に良かった!
そして、タバコを止める事が出来たことも凄いです。
だからこそ10年乗り越えられたのですね。
コメント、ありがとうございました!
あらぁ……
ご主人…やめられないのですね…
コメント、学びになりました
ありがとうございました!
私の肺疾患が分かってからでも止められず、私の主治医から怒られても禁煙外来を勧められても・・止める気が無いから無理😮💨健康診断で引っかかれば止める気になるはのでは?と思ったけど・・肺癌になっても止めない人が居るなら、夫も無理だろうなって思いました😅