小学校にはいる前、中学で音楽の教師をしていた母に連れられて、時々休日に小学校を訪れました。 母は、何やら仕事の打ち合わせがあるようで、私を音楽室に置いて、教員室に行ってしまうことがありました。 普通の教室や教員室は一番前の3階建ての建物だったのですが、音楽室は一番後ろで平屋の木造のものでした。 やんわりとした光が差し込む木枠の窓の上に、ずらりと歴代作曲家の絵が並んでいました。 バッハ、ヘンデル、モーツァルト、母のような髪型のベートーベン・・・お気に入りのショパンとチャイコフスキー・・ラベル、プロコフィエフあっ髪が少ない・・一つ一つジッと見ては、想像の世界に入っていました。 バレリーナになってチャイコフスキーの下で踊っていることもあれば、時に、一番素敵なのは? おじいちゃんになってもらうといいなあと思うのは?などと、空想をしていた4、5歳のころでした。
音楽室の隣には、低学年の教室が2つほど並んでいて、そこから外に出ると、渡り廊下、下駄箱、水のみ場がありました。それらの一角に程よい空間があり、そこで縄跳びをするのも楽しみでした。 疲れると渡り廊下の出口の二段ほどの段差に腰をかけて、小学生になった自分が下駄箱で靴を脱いでいたり、ランドセルを揺らしながら駆け込んだりするのを思い描いては、「帰りますよ」という母の声にはっと我に返ることもしばしばでした。
人の心には、思い出の場所が何箇所かあるものではないかと思います。 遠い遠い昔のことですが、ふと鮮明に思い出しては、それが無意識の中の自分の礎かもしれないと、懐かしく、穏やかな気持ちになりました。
+++++++++++++++++++++++++++
ここ、クリックお願いします。人気ブログランキング参加中です。
今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
+++++++++++++++++++++++++++
先生のブログに繋がりを求め、読ませて頂きました。講義を受けて、そして、このブログを読む事が出来て、良かったです。
また、来ます。
まめちゃんが2度研究室でうんちしちゃったのは、お母さんを感じてリラックスしたからではないかしら。赤ちゃんって、お風呂に入るとウンチしちゃうなんていうのもありますよね。副交感神経優位になってお腹が動いちゃったのでは??是非三度目チャレンジしてください!