緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

コーラスライン(3)

2007年05月29日 | つれづれ

3ヶ月しても痛みは引きませんでした。
整形外科から提示された治療は、対側靭帯の移植でした。

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もはや踊れませんでした。
趣味のテニスも、スキーも無理でした。
その数ヶ月、頭は真っ白の状況が続いていました。

靭帯を切ってダンスは諦めた・・と友人には話しましたが
それ以上のことを話すエネルギーもありませんでした。

 

一度だけ、号泣したことがあります。

痛みも消えて、軽々と踊りながら
「ああ、踊れるじゃない・・」
と言ったところで
目覚め・・・
踊れていたのが夢だった
と気づいたときでした。

でも、このときを除けば、
心のどこかで
これで迷いがはれたと感じていました。
我がままで、道草ばかりしている私を
こうでもしなければ諦めないだろうと
神様が医学へ
あるべき道に引っ張ってくださったんだ・・

そして、コーラスラインの
『愛した日々に悔いはない』のフレーズを思い出していました。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たぬくまぞうさん)
2007-05-30 20:33:46
神様は見ています、信じる者は救われる、他人の為になる正しい道へ導いて貰えたのですね。
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Unknown (東風)
2007-05-30 21:02:49
それが正当化されるにはまだ道のりが必要なのでは?
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コメントありがとうございます (aruga)
2007-06-01 23:20:14
たぬくまぞうさん
確かに、救われたのだと思います。大きな力で守られているようで、ありがたかったです。

東風さん
他人の為になることは一生かかっても、残念ですが無理だと、自分自身が一番よくわかっていると思っております。
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無理と思わずにやってください (東風)
2007-06-10 23:46:29
そのために職に就き、こうして関係にある方々とやりとりされているんですよね。
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そうですね (aruga)
2007-06-11 22:21:08
最初から決めてしまってはダメですね。

緩和領域では有名な言葉ですが、「Doingしよう、できると思ってはいけない、beingでありなさい。」
つまり、生死と向き合っている方々に、何か出来ると思いあがることなく、ただひたすら傍らにい続けることが大切だという言葉です。

与えられたやりがいがある事を取り組んだ結果、そのようになれるといいなあと思っています。
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