有棘細胞がんが臀部にでき
放射線治療をなさった方がいたのですが
放射線皮膚障害が強く出て
疼痛コントロールの依頼が来たのは
もう2年ほど前のことでした。
肺転移を疑わせる陰影があり
厳しいなあという話を主治医にした記憶があります。
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今日の医長会議の合間。
担当診療科の医長に
恐る恐る尋ねました。
「その後、外来にはいらっしゃっていますか?」
「実は、とてもお元気なんです。
あの時は、どうなることかと危惧してたのですが・・
肺の影も大きさは変わっていないのです」
当時、疼痛コントロールに
オキシコドン徐放剤を100mg以上投与していました。
「今、20mgまで減量できています。
放射線障害もとてもよくなってきて・・
局所再発の怪しいところも無いわけではないのですが・・
この調子でいけば、中止もできそうです」
オピオイドの量が決まれば
基本的には担当診療科の医師にバトンタッチします。
早期からの緩和ケアの特徴だと思うのですが
長期間オピオイドを内服する方が増えてきました。
でも、特段耐性がつくこともなく
安定していることも多いものです。
そして、状況に応じて、中止も可能になることがあります。
痛みに対して、オピオイドを投与するということは
どんどん量が増えることもなく(耐性も着かず)
身体状況が落ち着けば、やめることもできる(依存も出ない)
本当に安全であることを教えていただいたような気持ちでした。
それにしても、がん治療は行っていません。
肺の影は転移ではなかったのか
それとも、身体的に落ち着いているから進行していないのか・・
疼痛を緩和するだけで副交感神経優位になりますから
免疫改善につながります。
よい状態に体をしてあげる事は本当に大切なことです。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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最近、先生の病院のレジデントから「良くなったのでオキシコドンの投与を終了しました。もちろん漸減しましたよ。」とお声をかけていただくことが増えました。
このような情報をいただくと、心の底から嬉しくなります
昔、ブチっと切ってしまった上の方の方が・・
一番勉強してくれているレジが、年度が明けると入れ替わり、振り出しになることが多く、その上の指導医のスキルアップがこれからの課題・・です。