冒頭は昨日の新宿の桜です。
昨夕の東京は、強風が吹き、雨も降りましたが、
桜は散ることもなく、今日はほぼ満開です。
午後、学会理事会が終わった後、上野のフェルメール展に行き、
2022年の桜を愛おしむ人々と共に、今を、今日を、感謝のひと時として過ごしました。
上野の今日の桜
上野東照宮の参道の桜
上野東照宮の五重塔
上野公園の夜桜
多くの患者さんが
いのちを語るとき、
桜は見られないかも・・とか、
桜の頃までは頑張りたい・・といったように、
桜はよく使われる言葉です。
いのちを語るとき、
桜は見られないかも・・とか、
桜の頃までは頑張りたい・・といったように、
桜はよく使われる言葉です。
また、医療者からも
予後見通しをお話しするとき、
次の桜は大丈夫でしょうが、その次の桜は難しいかもしれませんといったように使われることがあります。
予後見通しをお話しするとき、
次の桜は大丈夫でしょうが、その次の桜は難しいかもしれませんといったように使われることがあります。
一般的に、期間を伝えるより、桜をテーマに話をするとやわらかで、心に届きやすいように思います。
桜は、私達の心であり、いのちの象徴なのだと思います。
願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ
願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ
西行『山家集』『続古今和歌集』
西行は約2000強の和歌を作り、その内、桜は230首詠んでいるそうです。
23歳の時、出家した京都西山勝持寺は花の寺と呼ばれています。
奥吉野には西行庵があり、吉野の桜は40首以上歌っているのだそうです。
そして、西行は文治六年(1190年)の二月十六日(現在の暦の3月中旬)に亡くなっています。
望んだ時期に逝くことができた西行・・
想いは数百年遡ります。
4月から新たな診療報酬が追加されます。
厚労省から
緩和ケア領域は緩和ケア病棟が実質100点下がり、疼痛評価を行えば100点の加算がされ、現状維持となるような改定がされています。
じわじわ下げる・・ということなのでしょう。
いつの間にか、4月がもうそこです。
桜には、神が宿るともされていて田植えの目安にもなっていたそうですね。
梅や早咲きの桜も美しいですが、ソメイヨシノの開花への想いは、ご先祖様から引き継がれた思いのような気もします。
お忙しい先生も、桜やフェルメールに心癒される日を持たれた事、私も嬉しく思います。
こちらのブログに訪問すると、何故か心が癒される私です。
いつもありがとうございます。
母が通院していた大学病院の通りに早咲きの桜があり、「一緒に桜を見ようね」と約束していましたが叶うことなく、母は2月にがんで他界しました。
生前、花を愛した人でしたので、 どこかで綺麗な桜を見ていると思います。
「桜が咲く頃」
この表現、6年前伯父が他界した年に「最後の桜に…」と言っていたことも思い出しました。
「桜」は華やかな表現でありますが、同時に切なさも感じる表現だと思いました。
優しいコメントは桜のように解きほぐしてくれます。
こちらこそ、本当にありがとうございます!!
aruga
お母様、伯父様の桜にまつわるお話をここにシェアしてくださり、本当にありがとうございます。
儚く散るさまは、お書きくださっている切なさという表現そのものです・・・
aruga
なんと!
懐かしさで一杯です!!
最期のお花見が上野だったのですね。
偶然御仲人さんに出会ったように、15年前のピョンちゃんご夫婦に上野の桜の下で出逢えたような感覚になりました。
その15年の道程を想うと、ふと涙が溢れます。
胸熱のコメント、本当にありがとうございました!
aruga