緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

採血のテスト?!

2009年01月06日 | つれづれ

エレベーターで
男の子2人と乗り合わせました。

「今度、採血の試験があるんだ」

「採血?試験って実技?」

「そう」

「それって、先生の腕で試験するの?」

  ・・・・・・・  沈黙  


「人形だよ
 たぶん・・・」
2人は降りて行きました。

思わず、50人位に次々に採血される教員の姿を思い浮かべ
イタタタ・・と腕をさすりたくなりました・・・

まあ、そういうのは、学生同士だよね。


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5 コメント

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うわ (そら)
2009-01-07 17:52:06
これは、イタイ・・イタイです・・・
しかも、失敗頻発なんていうと皮下出血で青色・・。
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ケタラール (みゅー)
2009-01-07 19:26:35
新しい年を向かえ、新しい病院でお忙しいことと思います。今回の移動を聞き、驚きと共に、緩和ケアの専門医はまだ少ないので、もしかしていつか私達のような地方の病院にも先生のような方がいらっしゃるかも…なんて想像しています。先生があった学生さん、話しながら自分たちも沈黙して、かわいらしいですね。ウン年前の自分を思い出したり、何か温かい気持ちになりました。さて話は変わりますが、ケタラールについて教えて下さい。禁忌事項に脳圧亢進とあるのですが、脳転移のある場合は使えないのでしょうか。また、著明な体のきつさや倦怠感にに何かいい緩和方法はないでしょうか。
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採血・静注 (えび)
2009-01-07 19:56:03
先生が身をもって実験台になり採点…
笑ってしまいましたが、そうなったら
先生の血管はボロボロになりますねぇ

看護も専門学校だと学生同士で
採血の練習をするようですが
大学はせいぜい1回位、
あとは筋注君なるものを使うとか…

あ、でも2年生で実技試験あるけれど
やっぱり筋注君かしら…
デモの時は先生自ら? お互いの腕?
う~ん想像しただけでも痛そうです
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コメントありがとうございます。 (aruga)
2009-01-07 22:03:10
そらさん
想像するだけでも、痛いでしょ・・知覚的にも視覚的にも。ブルブル・・

みゅーさん
数週間から3か月位、色々な病院に指導しに派遣するプログラムを、あるがん診療の中心的な方に提案したことがありました。未だ実現していませんが、講演ではなく、臨床実践の支援を目的に、色々な所に派遣されるのが夢ではあります。

ケタミンのことですが、まれに高血圧を引き起こすことがあるようなので、それで脳圧亢進が禁忌となっているのではないでしょうか。ケタミン投与を行いながら、バイタルチェックして血圧変動がないことの確認をしていけば、脳転移があってもまったく問題ないと思っています。海外のがん性疼痛に対するケタミンは700mg/日位までとなっていますので、投与量も数倍多い中の高血圧です。

>著明な体のきつさや倦怠感にに何かいい緩和方法
教科書的にはステロイドでしょうが、少量ケタミンが著効した例が複数あります。30mg/日投与、半日経過で、効果でてきました。除痛効果と抗うつ効果と思われました。その他、少量のモルヒネ(ドパミン効果かと思います)が効果的だったことがありますが、短期間で効果消失しました。(ドパミンがすぐに枯渇したのではと思っています)

えびさん
そうそう、確かに、笑えるのですが、その後、お~っとイタイぞ・・となるのです。
筋注君って人形ですか?
筋注君・・痛そうな、かわいそうな名前です・・
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Unknown (みゅー)
2009-01-07 23:25:58
早速、コメントありがとうございます。なるほど、注意すれば使用可能なのですね。使用量や効果も良く分かりました。終末期の苦しい状態が少しでも軽減できるよう、検討していきます。ケタミンなど補助薬の中でも倦怠感などは資料が少なく、指導医の話などと重なりますが、先生のような実践経験など指導していただけると本当に力になります。今は知識の教育が開始されていますが、いずれ先生のおっしゃる実践教育も開始されるかも知れませんね。コメントありがとうございました。
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