抗がん剤での筋肉痛・・
例えば、カルボプラチン、パクリタキセルなどで
生じることが多いものです。
これを和らげる方法として
Lグルタミンを投与中から服用する、漢方薬を投与するなどが行われています。
Lグルタミンとしては
胃薬のマーズレンSに含まれています。
その他、GFO(Gはグルタミン)という
栄養補助食品にも含まれており
これは処方箋は不要で通販などで購入することができます。
用量は少ないのですが
スポーツマンのためのプロテインも
Lグルタミンが入っているものを選べばよいと思います。
Dグルタミン、Dグルタミン酸、Lグルタミン酸、グルタミンと
色々あるのですが、Lグルタミンの生化学的な
理由が説明できず、すみません。
(サプリメント関連のサイトにはDは吸収が悪い等
理由が書かれているのですが商業サイトはここでは
避けたいと思います。)
漢方薬では、芍薬甘草湯を使うことが多いようですが
抗がん剤との併用には慎重投与です。
これらは、筋肉痛のみならず
関節痛にも効くという医療者もおります。
そういえば、在米中参加した
I can cope という
がん患者さんとご家族のグループワークで
プロテイン摂取方法について
栄養士さんを招いて 講習会を開いていました。
あのスポーツしている人が飲むプロテインを
いかにおいしく飲むかというものであったり
豆腐料理の紹介でした。
その時の紹介レシピは・・・
なんと、豆腐ピザでした・・・?!
まったくの気休めでした。
芍薬甘草湯は存じ上げませんでした。
主治医の疼痛緩和に関する興味の有無で
治療に伴う苦痛に差が出るのは残念なことです。
最優先の治療法が標準治療であるように
疼痛緩和もある程度のスタンダードがあるといいのにね(笑)
(昔の記憶ですので間違っているかもしれませんが)
すくなくともL体がよいというのは当然のことではないのでしょうか?
さすがの工夫です。がん疼痛認定看護師さんとして、本当に大活躍ですね。神奈川の後輩の方々、とても頑張っています。私もちょっと誇らしい気持ち・・!(皆さんの頑張りに便乗ですね)
HHさん
やはり、化学療法の専門医が増えることが大事ですね。緩和の立場でみていても、診療の片手間の化学療法と化学療法の暫定指導医とはかなり違うような印象があります。
Level3先生
昔の記憶が少し蘇って来たような・・。先生、さすがです!D体は生体利用は不可でした。で、ちょっと考えしまったのが、味の素。グルタミン酸ナトリウム。でも、これは、これで多量に取るとチャイニーズ症候群なる中枢神経症状が出てしまうからこれも不可ですよね・・。(間違っていませんでしょうか・・)