いつも、講演の最後に伝えているメッセージ
For staying healthy with cancer
(がんがあっても、健やかであるために)
私の緩和ケアの理念です。
がんがあるからと言って
すべてががんというわけではありません。
かならず、健やかな所があります、
そこを最大限力を発揮してもらえるようにするのが
私達の役割です。
そこで得たエネルギーを
どのように使われるかは
その患者さんにお任せです。
それは、がん治療中も同じです。
治療の副作用が強く
効果があるのに
副作用で辛い時間になってしまっているとしたら
それは、あまりに悲しいことです。
がん治療の副作用の症状緩和も
大切な役割だと思っています。
早期からの緩和ケアって・・何・・
この言葉、その理解の一助にはなりませんでしょうか。
何故か、早期からの緩和ケアをキーワードにした問い合わせが相次いだ今週でした。
ギアチェンジ後の緩和医療ももちろん意義がありますが、早期緩和ケアもとてもとても大きな役割があると思います。
前述のような人(反レスした人達の気持ちも)が救われるよう先生の活動が広く伝わります事、心から願っています。
素人には知識も技術も経験がない。
そんなとき専門的なアドバイスがどれほど生きていく支えになることでしょう。
職業だから、商売だからという感覚を通り越して
今困っている人に手を差し伸べること
その目的はあくまでも患者の最大の幸福のためであるとき
患者は心が救われます。
そして感謝とともに、自らの生を前向きに生きることができるようになると思います。
真のヒューマニズムにようやく巡り合えたような気がします。
ありがとうございます
がん治療の過酷さを感じます。だからこそ、支援する意味があるのだと感じました。ありがとう!
HHさん
本当にそうです。患者さんのための治療であるはずなのに、医療者の仕事意識の自己満足であったりしてはいけないと思います。そこは、いつも心に留めて律していきたいと思っています。