緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

ジャズを流していたタクシーのお陰で・・

2009年04月12日 | つれづれ

先週後半・・・

沢山の負荷がかかってきて、ああ・・もうだめだ・・
どこかで、休みをとらなければ・・・

と感じることがありました。

一日は、8時間位寝ました。

それでも、ぎりぎり・・という感じでした。


金曜日も、このぎりぎりのところにさらに降ってきたことの処理に追われていました。
夜、9時になって、もう、帰る!とばかりに部屋をでて、
その日ばかりはタクシーに乗りました。




乗り込んで、すぐに・・
ジャズが流れていることに気が付きました。

対側の車のライトが右を流れ、
ジャズがそれに連動していました。

もともと、ジャズはあまり聞いてはいませんでした。
でも、ああ・・ムーンライト・セレナーデ、これは、A列車でいこう・・
結構、知っている曲で、
学生時代によく主人といったパブ?(飲み屋さん?)で流れていたような
スタンダードなものでした。

運転手さんと何気にジャズの話をしながら
降りた頃には、疲れが軽くなっていることに気が付きました。



何と

ありがたい時間だったでしょう・・・



ぎりぎりだ~なんて思っていても、
こうして、どこかで帳尻があっていくものなのですね。

おかげで、
大丈夫、大丈夫~
また、ケセラセラの境地に戻ることができました

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7 コメント

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よくわかります! (まき)
2009-04-13 21:35:42
いつも拝見しております。
もうだめ!と思っても、いろんなことで帳尻があいますよね。
私も以前、バスの中でひとつ前の座席に乗っていた1歳の子供に癒されたことがありました。
音楽は案外気分転換をするのに簡単なアイテムで助かっています。
どうぞご自愛くださいませ。
返信する
ケセラセラ (よっしー)
2009-04-13 21:56:29
はじめまして。

私は小学校2年生の女の子、年長の男の子、一歳の3児のママ⇒そして看護師です。

おチビが一歳になったので復職しました。

看護師として
内科をはじめ
産休前は訪問看護をしていましたが
復職に伴い初めて
外科病棟に配属となりました。

このブログには
外科配属後
がん末期の方や
化学療法をされている方々に接する中で
病棟の看護に
迷いが生じた時に出会うことが出来ました。

それ以来
拝見させていただいております。

今日どうしてもコメントしたかったのは
『ケセラセラ』の文字があったからです。

私は常々
『私の座右の銘はケセラセラ』と言っています。

それは
決して『もう なるようになれ!』というマイナスの意味ではなく
私なりにプラスの意味での『ケセラセラ』なのです。

この『ケセラセラ』を説明しなくともわかってくれる人に出逢えて…!

明日から
また『ケセラセラ』精神でがんばりたい&がんばれる力をもらいました。

ありがとうございます!
返信する
走る個室 (えび)
2009-04-13 22:28:01
ちょっとお洒落な感じがしますね
運転手さんのご趣味だったのでしょうか

まだ出会ったことはないのですが、
花を生けているタクシーとか
キティーちゃんが載っているタクシーとか
ほっとするタクシーがあるようですね

心身ともに しっかりお休みとって
疲れが取れますように…

返信する
コメントありがとうございます (aruga)
2009-04-13 22:38:44
まきさん
こんにちは!子供達って本当にいいですね。
以前、緩和ケア的病床整備を手伝っていた時、保育園が遠目に見えるところにあって、患者さんもご家族も、本当に喜ばれていました。子供の力は、まっすぐで本当にすごいなあと思います。

よっしーさん
うわ~3人のお母さんで看護師さんですね。
外科病棟に復職というのも、かないません・・・迷いが生じた時にお訪ねくださったと知り、心がポッと嬉しい灯がついた様な温かさになりました。ケセラセラ・・私たちの共通語になったようです。これからも、これで行きましょう。何とかなる、大丈夫!
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えびさん (aruga)
2009-04-13 22:45:49
そうなんです。運転手さんの趣味だったようです。ナビゲーターも、夜景みたいなナビで。

昔は、ロックが大好きだったのが、50にもなるとジャズバーの片隅でお酒を飲むのがすきでねえ・・なんて、お喋りしながらでした。

生け花、キティータクシーですか!個性があって、客を楽しませようとさせてくれるタクシーっていいですね。
ただ、乗ってみないとわからないので残念。乗る前に選べると、タクシーの方もさらに個性豊かになりそうですけれども。
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Unknown (himawari)
2009-04-15 10:55:04
ご無沙汰しております。
理学療法学科4年の娘が評価実習の前期7週間の2週目です。
整形志望だった為初めての中枢メインの病院で初めての難しい症例ばかりでわからない事だらけの上、今までの短期実習ではあったことのないタイプのバイザーの先生やPTの先生方ばかりで、心身共に弱りきって泣いて電話に出る事があります。今まで自分で同年代の子よりは意地と根性はあると思ってきた分、こんな短時間で折れてしまいそうな自分にも愕然としているような気もします。自分を追い詰めて寝れない食べれない状態のようです。

どうか娘もどこかで帳尻をあわせて
ケセラセラ!の心情になってほしいと思う母です。
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himawariさん (aruga)
2009-04-15 21:32:46
医療者にとって、そうした辛い時期が、後々とても重要な意味を持たさせてくれます。
自分がそれを乗り越えた時、患者さんのコーピング(辛い時期を乗り越えること)を支えることができます。後輩を育てるとき、乗り越える意味をも伝えることができるでしょう。
家族としては、身が切られる思いだと思います。
これも、成長するために通過点として、見守ってあげて下さいね。
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