ご家族にも病状説明を行っていました。すでに、日にち単位で病状は変化していました。いつ急変してもおかしくはない状況でした。ご家族は皆さん仕事をもっていらっしゃいましたが長くない期間であろうからやれることはしてやりたいとご主人や姉妹の方々がローテーションを作り誰かはそばに居てくださっていました。付き添っているご家族にはかねてからモルヒネのレスキュードースの使用方法は説明していました。これは、疼痛に対し . . . 本文を読む
ある日、私はあきさんに尋ねました。「以前、ある患者さんに 言われたことがあるのですが 体がきつくなって自宅にいても 何もできないから 病院から退院したくないと。 あきさんは、どのように考えられますか?」「私ね。ほらみて、壁にシミがあるでしょう。 この家でずっと過ごしてきたんです。 こんなシミを見ているだけで ここで過ごして来たこと 昔の出来事が思い出されるんです。 今の私は、ベットから降りることは . . . 本文を読む
高カロリー輸液を1日2,000mlから1,500mlにして3日間様子を見た後さらに1,200mlまで減量しました。それで、嘔吐は5分に1回から2時間に1回になりました。でも、嘔吐がとまっているわけではありませんのであきさんに尋ねました。「点滴をもう少し減らしてみますか? それとも、この程度で様子をみましょうか。 吐き気止めも使うことはできると思います。」あきさんはこのようにおっしゃいました。「先生 . . . 本文を読む
大変、ご心配おかけいたしました。11月1日から がん疼痛シンポジウムに参加するため、クアラルンプールにおり今日(5日)帰国いたしました。
1日の出発前に、その旨アップしてから出国しようと思っていたのですが・・
病気?倒れちゃった?
本当に、本当にご心配おかけいたしました。
クアラへの飛行機の中でマレーシア政府のエネルギー省に勤務される女性の隣になりいろいろなクアラ情報をもらったりシンポジウ . . . 本文を読む