(ブルーサルビア 夏からまだ咲き続けています)
続けて、患者さんは話してくれました。
「皆が優しいのは、
私が病気だから・・
死んでしまうから・・
そんな風に考えてしまうこともあります」と。
率直なこの言葉に、
なるほどなあ・・と思いました。
患者さんは、根治治療後です。
人と人との関係はバランスがとれているものだと感じます。
怒りの相手には、同じくらいの怒りを感じ
攻められれば、同じくらいの力で防御しようとします。
相手が痛みを抱えていると感じると、
同じように痛みを感じ、手を貸したいと思います。
同じように、
一生懸命生きている人を見ると、
その生きざまに心が感じ、何か手伝えないかと思います。
患者さんはとても素敵な方でした。
難しい曲面には、時に心は大きな振幅を見せながらも
自分らしく取り組まれる姿に、
回りもがんばらねば・・という気持ちにさせてくれました。
だから、手を貸したいと思うわけで、
同情や憐みではないのです。
外出の誘いは、
死ぬ前の思い出作りではなく、
生きる取り組みに対する
差し入れなのです。
皆が優しいのは、
あなたが一生懸命生きようとしているから。
心を動かされたことに対するお礼も
含まれているかもしれません。
(つづきます)
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“外出の誘いは、死ぬ前の思い出作りではなく、生きる取り組みに対する差し入れ”の言葉にはハッとして涙が出てきました。
父は病気になってからギリギリまで私達家族を外出に誘ってくれていたけど、それは今思うと思い出作りではなく父自身、生きたくて生きたくてなんとか明日への希望に繋げたかったんですね…
その事に私は気づきませんでした。。
先生のブログに出会えたお陰で今までの事を少しずつ振り返ったりする事が出来ています。
それをここにシェアしてくださり、また、このブログに意味づけを与えてくださり、本当にありがとうございました。