李下に冠を正さず

菅内閣が発足し高支持率というご祝儀が振舞われた直後閣僚の事務所費問題が明るみに出て守勢に回ることになったことはまことに皮肉である。
首相、官房長官が「党の調査の結果全く問題ないと聞いている」とのコメントを出しているが疑惑の払拭には何の足しにもなっていない。
仮にもクリーンさを標榜する民主党であれば当事者が公開の場でキチンと説明し貴重な国会の会期を浪費させないよう配慮していただきたいものである。
（前首相、前幹事長も同じか・・・。）
それにしても事務所費については領収書が不要とは理解に苦しむ。
規正法の改正もさることながら議員一人ひとりのワンランク上の自己規制を期待したいものである。
議員諸氏はとうに「李下に冠を正さず」という中国の故事成語をご存知だろう。