何かにつけ煽り立てるのがお好きなメディアはそろりと1ドル150円時代の到来をほのめかしている。
一時期1ドル70円台だったことを考えると現在の117円あたりで既に十分様変わりなのだが何度も言われてみると150円ですらもっともらしく聞こえる。(笑)
ただもしそんなことになればそれはそれでまた大変だ。
取り敢えず現水準で生産基地の空洞化は止まったのではないか。
今日の朝刊にリコーが2013年に閉鎖した御殿場工場を今夏から再活用するとのニュースがあった。
将来の主力事業となる省エネ、環境事業の開発拠点としてゆくゆくは1000人規模の要員を抱えることになるという。
前向きのリストラが他の企業でもひそかに進められているのではないか。
それにグローバル企業は為替変動に左右されない調達システムを確立しつつある。
これからはむしろ行き過ぎた円安に注意することが重要になるように思う。