任期満了を迎えたNHK経営委員会の百田委員が退任する見通しのようだ。
百田委員といえばベストセラー作家としての顔のみならず首相と考え方が近い人物として知られるがそれ以外に選挙応援活動での過激な発言内容や出版物が物議を醸すなど話題に事欠かなかった。
本人は「たとえ(不偏不党をうたうNHKの)経営委員であっても個人としての意見発露は別」と主張していたようだが今回は自発的に再任を辞退したとのことだ。
今回の辞任劇で首相得意の思惑人事に綻びが見えたといったら言い過ぎだろうか。
もし長期政権を目指すのであれば余りに露骨な人事は控えるべきだしもっと時間をかけて取り組んだら、と思うのである。