東芝が旧経営陣5人を対象に計3億円だったかの損害賠償訴訟を起こしたところだが今度は株主が同社を相手取って代表訴訟を起こす準備を進めているとのことだ。
前者の旧経営陣の訴訟は思いのほか甘い糾弾で訴訟の対象者も限定的だったため株主訴訟の方はいくらか「お仕置き」の意味合いもあるのではないか。
株主は今回明らかになった不祥事で含み損を抱えたわけだから原告の数が果てしなく広がる可能性もある。
現経営陣は一方で旧経営陣の不正行為を攻め立てつつ他方株主からは株価急落の責任を追及されるという境遇にある。
そして二つの訴訟は相互に関連がある。
さてさて司法がどんな判断を下すのか。
願わくばスピーディで(判例として)長持ちする裁断を期待したい。