昨日さる用があって近くのデパートに行くことがあった。
驚いたことにいつもは絵画が展示されている画廊が紳士服のセール売り場に代わっていた。
一時的な変更なのだろうが美術ファンとしては寂しい思いを感じざるを得なかった。
人口減少が続く地方都市が地盤のこのデパートは近年業容が振るわず本館・新館の2棟だった店舗も新館のみに縮小したのだがその後業績が回復したという話もない。
ところが、ところが、都心に位置するデパートはインバウンド需要とかで大変な活況のようだ。
夏場に新宿の店舗で大勢の中国観光客を目にしたときは思わず今期の好業績を予想したものだが同時に羨ましくも思ったものだった。
同じデパート業界と言っても景況感は天地の開きがある。
一括りで景気を論じることは難しいものだ。