マイナンバー通知の一次送付がようやく完了したという。
何とか年内に間に合わせたという感じなのだがその利用イメージは依然明確とは言えないようだ。
それ以上に気になったのは一昔前に通知された住基ナンバーの利用実態である。
あれも随分鳴り物入りでスタートした記憶がある。
しかし今や住基ナンバー制度はマイナンバー制度のスタートとともに消え去る運命にあるという。
筆者はe-tax(電子納税システム)のために年一度だけ住基カードを利用していたが社会全体としてはどんな分野でどれだけ利用されていたのか、今も掴めていない。
果たして住基ナンバーの利用状況やその投資回収計画がフォローされてきたのか・・・、疑わしい限りである。
過去に学ぶことがなければ未来の成功は覚束ない。
マイナンバー制度の方向性について大きな誤りはないと思うがアプリケーションと啓発のあり方については今一度チェックしてみる必要があるだろう。